持ち運べる電子レンジ! マキタのちょっと意外な充電式製品4選 アウトドアでも活躍【2023年4月版】
マキタはバッテリーを共用できるさまざまな機器を展開しています。電子レンジやコーヒーメーカーなど、マキタのバッテリーを使えるユニークな機器を紹介します。
「マキタ」は電動工具の世界的なメーカーです。インパクトドライバーやドリル、のこぎりなどさまざまな工具をラインアップしており、現場のプロから一般家庭のDIYまで、幅広く利用されています。
現在の電動工具は、メーカー各社の独自規格によるバッテリーをベースとしたシステムとして展開されています。マキタは電圧の異なる複数のバッテリーを展開していますが、基本的には同じ電圧のバッテリーであれば対応工具に共通して利用できます。例えば18Vのバッテリーが1個あれば、18V対応の電動ドライバーや電動ドリルなどにそれぞれ付け替えて使えるようになっています。
このメリットを生かし、工具だけにとどまらない、さまざまな充電式の機器がマキタから登場しています。特にマキタの掃除機は優れた性能で一般ユーザーからの評価も高い製品ですが、中には「こんなものまであるんだ!」というものもあります。
共通しているのは、充電式バッテリーを使うことで「どこでも持ち運んで使える」というメリット。掃除機やホームDIYの電動工具で使っているバッテリーを共用できる上、“現場仕様”の信頼感はキャンプなどにもぴったりです。
ここでは、マキタのバッテリーを活用する機器の中から、アウトドアなどでも活用できる家電的な製品を選んで紹介します。対応バッテリーと充電器は基本的に別売りとなるので注意してください。
小林 カサゴ
Fav-Log編集部員としてアウトドアや家電、ガジェット、車などを担当。ITmediaで長くITトレンドやネットの話題、業界事情、ガジェットなどを取材する一方、学生時代の野宿旅行から各地でキャンプを楽しんできました。キャンプのポリシーは「シンプルに」。最近は三浦半島に通って海釣り(主にライトゲーム)を楽しんでます。ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP)。思い出のキャンプ地は大雪山・旭岳のテント場。最愛のガジェットはJornada 690。好きな魚はカサゴとオオモンハタ。
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マキタの充電製品|どこでも温められる! 充電式電子レンジ MW001GZ
標準小売価格:11万円(税別)
充電式電子レンジ「MW001GZ」は最近登場したばかりの新製品です。ハイパワーな40Vmaxリチウムイオンバッテリーに対応し、弁当や飲み物を場所を選ばずに温められます。
バッテリー1個で使用でき、最大2個まで装着可能。容量8Ahのバッテリー(BL4080F)を2個セットした場合、最大で冷蔵弁当を約11回、飲み物(約200ml)を約20回温められるとしています。
庫内容量は大きな弁当にも対応できる8L。フラットテーブルなので手入れが簡単になっています。傾いた状態では使えない転倒時停止機能や、加熱時に扉を開くと自動停止する機能など、家庭用電子レンジと同様の保護機能も搭載しています。
本体サイズは343(幅)×318(奥行き)×338(高さ)mm、重量は8.8kg(バッテリー除く)。持ち運びやすい大型ハンドルがついており、別売りでショルダーベルトも取り付け可能です。
マキタの充電製品|本格コーヒーを楽しめる! 充電式コーヒーメーカー CM501DZ
標準小売価格:1万5200円(税別)
バッテリーを使ってどこでも使える充電式コーヒーメーカーです。10.8Vスライド式、14.4V、18Vの3タイプのバッテリーに対応します。
レギュラーコーヒーかカフェポッドと、水を入れた給水タンクをセットすることでドリップコーヒーを楽しめます。1充電当たり、18Vバッテリー(BL1860B)なら約5.3杯分(ドリップ時間約4分/杯)、10.8Vスライド式バッテリー(BL1040B)なら約2.1杯分(ドリップ時間約5.5分/杯)のコーヒーを作れます。
本体サイズは243(長さ)×145(幅)×218(高さ)mm、重さ1.5kg(バッテリー除く)。持ち運び用のハンドルも装備しています。本体カラーはおなじみのブルーのほか、落ち着いたレッドもラインアップ。それぞれ、マキタのロゴがプリントされた中空ステンレス製マグカップ1個が標準で付属しています。
ちなみに、マキタ純正のコーヒー「マキタの珈琲」(カフェポッドとレギュラーコーヒー)も販売されています。
マキタの充電製品|テレビもラジオも! 充電式ラジオ付テレビ TV100
標準小売価格:7万3100円(税別)
「TV100」はバッテリーで使えるテレビ&ラジオ。シャープが監修しており、地上波デジタル・ワンセグ放送を好きな場所で楽しめます。
238(長さ)×300(幅)×230(高さ)mm(ハンドルを倒した時)、5.2kg(バッテリー除く)の本体に、広視野角な10V型液晶ディスプレイ(1024×600ピクセル)とテレビチューナー、AM/FMラジオチューナー、90mm径のステレオスピーカー、ロッドアンテナなどを内蔵。18V、14.4V、10.8Vスライド式バッテリーに対応し、18Vの容量6Ah(BL1860B)ならテレビを約11時間視聴できるとしています。
Bluetooth通信機能も備え、スマートフォンなどとワイヤレス接続して音楽を楽しむことも可能。USBメモリ内の動画・音楽・写真を再生できる機能やUSB機器の充電機能も搭載しています。
便利な「おはようタイマー」とオフタイマー付き。IPX4の防水性能も備えており、屋外でも安心です。
マキタの充電製品|キャンプで使える! 充電式保冷温庫 CW001GZ
標準小売価格:7万8700円(税別)
食料や飲料を保存しておける保冷温庫です。保冷は内蔵コンプレッサーによりマイナス18度、保温はワイヤーヒーター方式で60度まで可能となっており、それぞれ7段階で調節できます。
庫内容量は500mlペットボトルが20本入る20L。バッテリーは40Vmaxと18Vに対応しています。40Vmaxの容量5Ahタイプ(BL4050F)×2本を使う場合、外気温30度ならマイナス18度設定で約10時間、5度設定で約28時間の保冷が可能だとしています。標準で付属するACアダプタとシガーソケットコードからの給電もできます。
本体サイズは663(長さ)×341(幅)×372(高さ)mm、重さ16.1kg(BL4050F×2本装着時)とそれなりですが、ハンドルとキャスターを備えています。もちろんIPX4の防水仕様。あると便利な栓抜きも付いています。本体カラーはブルーのほか、アウトドア映えするオリーブも選べます。
容量50Lの大容量モデル「CW002GZ」と、容量7Lのコンパクトモデル「CW003GZ」もラインアップされています。
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