「雪山登山」に挑戦する人が最初にそろえたいウェア・アパレル3選 適切な選び方も紹介【2023年版】
神秘的な銀世界を堪能できる雪山登山。夏山とはまた違った感動が味わえますが、過酷な環境の中を歩くため無雪期よりも必要な装備がたくさんあります。何からそろえればよいか迷う人もいるのではないでしょうか。
神秘的な銀世界を堪能できる雪山登山。夏山とはまた違った感動が味わえますが、過酷な環境の中を歩くため無雪期よりも必要な装備がたくさんあります。何からそろえればよいか迷う人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、雪山登山を始める人がまずそろえたいウェアや小物を紹介します。適切な選び方についても触れるので、アイテム選びの参考にしてみてください!
おかだあきほ
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信!リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
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最初にそろえたい雪山登山ウエア:ハードシェル
ハードシェルとは、主に防水性や耐久性に優れたアウターシェルを指し、登山の基本であるレイヤリング(重ね着)のなかで、最も外側に着るウェアです。
天気の良い日や、低山でのスノートレッキング程度であれば、無雪期用のレインウェアを使ってもOKですが、高山に行く場合や行動時間が長い登山、そして天候の心配がある山などではハードシェルを着用するとよいでしょう。雪や寒気から効果的に身を守ってくれます。
雪山用のハードシェル選びでは、ベンチレーションやスノースカートの有無をチェックしましょう。ベンチレーションは換気システムのことで、ウェアに取り付けられたファスナーを開けることでウェア内の熱気や湿気を逃がし、オーバーヒートを避ける効果があります。
スノースカートは、ウェアの内側の裾に取り付けられた部分のこと。これがあることで、ラッセルをしたり、雪が吹き上がるフィールドを歩いたりする際にもウエア内に雪が入り込むのを防げます。
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最初にそろえたい雪山登山ウエア:ダウン
登山用のダウンは、雪山の標高や登山スタイルに関わらず必須のアイテム。歩いている時には体温が上がるためあまり必要はありませんが、止まると寒さを感じるため、ダウンを羽織って体を保温することが重要です。
登山用ダウンには、グースやダックなどの羽毛が使われた天然ダウンと、ポリエステルやナイロンなどが使われた化繊ダウンがあります。天然ダウンは軽くて暖かいのがメリットですが、水ぬれに弱いです。一方化繊ダウンは水に強くメンテナンスがしやすいですが、やや重いという特徴があります。
どのスペックを重視したいかは人それぞれなので、使うシーンや荷物量によって選びましょう。
着用方法も2種類あり、アウターシェルの内側に着ることを想定したインナーダウンと、アウターシェルの外側に着るオーバーダウンの2つに大別されます。インナーダウンの方が薄くて軽いメリットがありますが、アウターを一度脱いでからダウンを着る必要があり、その際に体が冷気にさらされて冷えることも。
アウターダウンはアウターを脱がずに羽織れるので、体を冷やさずに済みます。
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最初にそろえたい雪山登山ウエア:ゲイター
ゲイター(スパッツ)は、足首から膝までを覆う防護アイテム。雪や雨、泥、砂などから靴や足を保護するために取り付けるもので、靴の中に雪が入ることによって起こる冷えや凍傷を防ぎます。
膝下までのロングタイプと、足首周辺を中心に保護するショートタイプがありますが、雪山を歩くならロングタイプがおすすめ。また、防水透湿性に優れたゴアテックスのものを選ぶとよいでしょう。
雪が入り込んだりトレッキングパンツがぬれたりするのを防ぐほか、トレッキングパンツの上に重ねばきすることで効果的に冷気を防ぎ、足元を保温する効果もあります。アイゼンが引っかかっても破れにくい、耐久性の高い素材を使用したものを選びましょう。
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