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進化幅も大きくてコスパも◎ 実は一番狙い目の「iPhone 17」を5つのポイントでチェック【2025年9月版】(1/2 ページ)

Appleは9月10日早朝(日本時間)、iPhoneの新モデルを発表しました。新シリーズの「iPhone Air」や上位モデルの「iPhone 17 Pro/17 Pro Max」など、デザイン刷新の大きかった機種がどうしても目立ちますが、実は今季の一番の狙い目は、コストパフォーマンスが大きく向上したスタンダードモデルの「iPhone 17」だと言えるでしょう。ここでは「iPhone 17」について5つのポイントをチェックしていきます。

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 Appleは9月10日早朝(日本時間)、iPhoneの新モデルを発表しました。

 新シリーズの「iPhone Air」や上位モデルの「iPhone 17 Pro/17 Pro Max」など、デザイン刷新の大きかった機種がどうしても目立ちますが、実は今季の一番の狙い目は、コストパフォーマンスが大きく向上したスタンダードモデルの「iPhone 17」だと言えるでしょう。

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iPhone Air(出典:Apple

 ここでは「iPhone 17」について5つのポイントをチェックしていきます

井上晃

井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway


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リフレッシュレートが120Hz対応に

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iPhone 17(出典:Apple

 前モデル「iPhone 16」の画面サイズが6.1インチだったのに対して、新モデルの「iPhone 17」は6.3インチへ若干のサイズアップを果たしました。

 一方、ボディーサイズは従来が71.6(幅)×147.6(高さ)×7.8(厚さ)mmだったのに対し、新モデルは71.5(幅)×149.6(高さ)×7.95(厚さ)mmで、数ミリの増減こそあるものの、大きな変化はありません。

 重さもiPhone 16が170gでiPhone 17が177g、と7g増えたものの、体感としては認識出来ない程度の差です。

 実は、こうしたサイズの変更よりも、ユーザーの体験として大きく影響する変化としては、ディスプレイの仕様が進化している点が重要です。

 具体的には、iPhone 17は「ProMotionテクノロジー」に新対応し、最大120Hzの可変リフレッシュレートをサポートしました。また常時表示ディスプレイにも対応しています。

 こうした仕様は、Androidではすでにミッドレンジクラスでも当たり前のように対応していました。しかし、従来のiPhoneのスタンダードモデルでは非対応であり、Proシリーズのみが対応している状態でした。iPhoen 17がようやく対応したことは、先進的ではないものの、多くのユーザーにとって喜ばしい変化だと言えるでしょう。

 こうした変化による具体的なメリットとしては、ゲームのほか、Webブラウジン時に画面を素早くスクロールしても表示がブレずに視認しやすくなることや、充電中に端末を横向きにしたときにフォトフレームのように使える「スタンバイ」機能などを使えることが分かりやすいメリットです。

バッテリー持ちが大幅強化

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「iPhone 17」のディスプレイは最大120Hzの可変リフレッシュレートをサポート。最新プロセッサーの恩恵もあり、バッテリー持ちが長くなっている(出典:Apple

 iPhone 17は、プロセッサーに最新世代の「A19」を搭載します。iPhone 16が搭載する「A18」から順当に進化したナンバリングですが、Neural Acceleratorを搭載した5コアGPUを積んでいることがポイントです。

 こうしたプロセッサーの進化に加え、先述した可変リフレッシュレート対応のディスプレイの影響もあってか、バッテリー駆動時間の数値が大きく伸びています。

 具体的には、iPhone 16が公称値で最大22時間のビデオ再生が可能としていたところ、iPhone 17では最大30時間まで伸びています。

 1世代分の機種の差でありながら、動画を再生できる時間に8時間も差があるのはかなり大きい印象です。ひょっとすると、これだけでも久しぶりの買い替えに「iPhone 17」を選択する魅力になると強く感じる人は多いかもしれません。

超広角カメラが48MPに、前面カメラも大幅進化

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新しい前面カメラは、縦持ちのまま、横長画角で撮影できる(出典:Apple

 背面カメラに関して、従来のiPhone 16では、メインカメラ(48MP)+超広角カメラ(12MP)という2顔構成で、超広角カメラの画素数は若干抑えられていました。一方、今回のiPhone 17では、メインカメラ(48MP)+超広角カメラ(48MP)という構成に変わり、超広角カメラも高画素化しています。

 ただし、これは超広角で撮影する際に高解像度で撮れるというだけなので、ユーザーの体験としては、そこまで大きな変化ではないでしょう。

 一方で、前面カメラに関するアップデートは重要です。iPhone 17世代では、新たに18MP(1800万画素)の正方形のセンサーを搭載した「センターフレームフロントカメラ」が搭載されました。これによって、端末を縦・横のどちらに構えるかによらず、縦長・横長での撮影を自在に行えるようになっているのです。例えば、横長の記念撮影をする際に、iPhoneを縦に持ったままで撮影できてしまいます。

 機能については、複数人での記念撮影の際、自動的に全員がフレームに収まるよう調整してくれる「写真のセンターフレーム」や、背面カメラと前面カメラを同時に使用して撮影する「デュアルキャプチャ」なども使えるようになっており、カメラの使い勝手が大きく変わる世代になりそうです。

物理SIM廃止と通信仕様の強化

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カラーバリエーションは「ブラック」「ラベンダー」「ミストブルー」「セージ」「ホワイト」の5色(出典:Apple

 多くのユーザーに影響する重大な変化としては、今世代のiPhoneから物理SIMカードが使えなくなり、eSIMのみになったことを抑えておきましょう。

 これまで物理SIMを使ってきた人は、機種変更に伴ってそれをeSIMに変換する手順が必要になります。

 iPhone 17シリーズの通信面では、Appleが設計したワイヤレスネットワークチップ「N1」を搭載。従来通り「Wi-Fi 7」や「Thread」といった通信規格をサポートしたうえで「Bluetooth 6」にも対応しています。またインターネット共有やAirDropなどの機能のパフォーマンスも向上したとされています。

最小容量が256GBからに

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iPhone 17の側面(出典:Apple

 iPhone 16では、選択できるストレージは128GB/256GB/512GBの3種類でした。一方、iPhone 17では最小構成が256GBにアップし、256GB/512GBの2種類のラインアップへと変わっています。

 Apple StoreオンラインでのiPhone 17の価格は、12万9800円(税込、以下同)〜。決して安価ではありませんが、同時に発表された「iPhone Air」(15万9800円〜)や、「iPhone 17 Pro」(17万9800円〜)と比べるとひと回り安くに入手できるので、iPhoneの新モデルを検討するときには真っ先に候補に上がりそうです。

 同世代からは前面・背面にそれぞれ耐擦傷性能の高いカバーガラスが使われていることもあり、長期運用を想定した際の安心感が高いのも嬉しいポイントです。

 iPhone 17は日本時間9月12日の午後9時に予約が開始され、同月19日(金)に発売されます。

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