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最新の縦折り型スマホ! モトローラ「razr 60/60 ultra」を3つのポイントでチェック【2025年11月版】(1/2 ページ)

モトローラから登場した最新の縦折り型の折りたたみスマホ「razr 60」シリーズを3つのポイントでチェックしていきます。

 ここ数年、縦折り型のフォルダブルスマートフォンが「フリップフォン」や「フリップスマホ」などと呼ばれるようになり、機種変更の候補としてもさほど珍しくない選択肢になってきました。

 そんな縦折り型フォルダブルの新たな選択肢として、モトローラ・モビリティ・ジャパンから登場した「motorola razr 60/60s/60d」と上位モデルの「motorola razr 60 ultra」に注目です。前者は10月にすでに発売されており、後者は12月の発売が予定されています。

 本稿では、すでに発売されている「motorola razr 60」をメインに見つつ、これらの機種を把握するうえで特に重要な特徴について、3つのポイントを追って整理していきましょう。

井上晃

井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway


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ラインアップは?

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「motorola razr 60」シリーズ。画像のモデルのカラーは「PANTONE Parfait Pink」。ヒンジプレートは強度の高いチタン製に。防じん防水性能はIP48に準拠する(出典:モトローラ・モビリティ・ジャパン)

 razr 60シリーズは、チップセットにMediaTek製のミッドハイ向け「Dimensity 7400X」を搭載したモデルです。オープンマーケット向けのSIMロックフリーモデルとして直販サイトやECサイト、家電量販店、一部MVNO(IIJmio、HISモバイル、QTmobile)で展開されているほか、キャリアモデルとしてもNTTドコモで「motorola razr 60d」として、ソフトバンクで「motorola razr 60s」として取り扱われています。モトローラ直販サイトでの販売価格は13万5800円(税込、以下同)です。

 一方、razr 60 ultraは、ハイエンド向けチップセットであるQualcomm製「Snapdragon 8 Elite」を搭載したフラッグシップモデル。こちらもオープンマーケット向けのSIMロックフリーモデルが直販サイトやMVNOのIIJmioなどで販売されるほか、MNOではauが扱う予定です。こちらの価格は明らかにされていません。

 通信キャリアについて整理すると、NTTドコモとソフトバンクがミッドハイのrazr 60シリーズを、auがフラグシップのrazr 60 ultraを取り扱うという状況です。

60と60 ultraの違いは?

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「motorola razr 60 ultra」。画像のモデルのカラーは「PANTONE Scarab(スカラベグリーン)」(出典:モトローラ・モビリティ・ジャパン)

 60と60 ultraの差については、折りたたんだ時に使う外側のディスプレイ(アウトディスプレイ)と、カメラの2つに注目しておきましょう。

 ディスプレイについて、60はメインディスプレイが約6.9インチ、アウトディスプレイが約3.6インチです。一方、60 ultraは本体サイズに差はそこまでないものの、メインディスプレイが約7インチ、アウトディスプレイが約4インチとひとまわり大きくなっています。

 特にアウトディスプレイは、60 ultraではヒンジ部に近い部分までベゼルが細くなっており、折りたたんだ状態で全面に近いエリアがディスプレイとして使えるのがポイントです。

 背面カメラは、60が広角(5000万画素)+超広角(1300万画素)なのに対して、60 ultraは広角(5000万画素)+超広角(5000万画素)と、超広角カメラの解像度がアップグレードされています。また、メインディスプレイ側に搭載されているインカメラも60が3200万画素なのに対し、60 ultraは5000万画素です。

AI機能は?

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「motorola razr 60」のカラーバリエーション。左からパルフェピンク、ジブラルタルシーネイビー、ライトスカイホワイト。MVNOではIIJmioなどが販売する(画像出典:インターネットイニシアティブ 

 「moto ai」ブランドで展開している独自のAI機能が強化されてきたことも、今期のトピック。従来はカメラ関連の機能が主軸だった印象ですが、今期はテキスト処理が関連する機能も多く、しっかりと日本語に対応。機能名も親しみやすくローカライズされています。両モデルともに、こうした機能を利用できます。

 具体的には、大切なタスクや見逃した通知などをまとめてくれる「とりまリスト(Catch me up)」や、記録した音声をテキストに起こしたり、そこから要約や翻訳を実行したりできる「おまとメモ(Pay Attention)」、キャプチャした情報や見聞きした情報などを後から呼び出せる「お気にいリマインダー(Remember This/Recall)」などがあります。また、Amazon Musicのプレイリストを自動で生成する「プレイリストスタジオ」という機能もユニークです。

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