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10万円強で買えるハイエンドスマホ「Xiaomi 15T Pro」を5つのポイントでチェック(1/2 ページ)

シャオミ(Xiaomi)が発売したハイエンドスマートフォン「Xiaomi 15T Pro」を5つのポイントでチェックします。

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 シャオミ・ジャパンが9月末に発売したハイエンドスマートフォン「Xiaomi 15T」シリーズ。本稿では、その上位モデルでありながら10万円強で手が届く「Xiaomi 15T Pro」について、5つのポイントをチェックしながら、概要をおさらいしていきます。

井上晃

井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway


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汎用型のハイエンド機

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Xiaomi 15T Pro(モカゴールド)(出典:Amazon

 まず、ラインアップにおける位置付けを確認しておきましょう。シャオミが日本国内で展開するスマートフォンは、「Xiaomi 15 Ultra」「Xiaomi 15 T」「Redmi Note 14 Pro 5G」「Redmi 14C」「POCO F7」「POCO F6 Pro」「POCO M7 Pro 5G」など、ブランドも異なり、コンセプトが分かれています。

 大まかに言うと、カメラに特化した「Ultra」、ハイエンドの「T」シリーズ、コストパフォーマンス重視の「Redmi」シリーズ、オンライン専売でスマホに詳しい人向けの「POCO」シリーズ──といったところです。

 本稿で解説するXiaomi 15T Proは、汎用性の高い王道のハイエンドスマートフォンです。日常使いを想定しつつ、購入後の体験について妥協したくない方が検討すべき候補となるでしょう。

堅実な基本仕様

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バッテリー持ちも十分か(出典:シャオミ・ジャパン)

 Xiaomi 15T Proは約6.83インチのAMOLEDディスプレイを搭載。サイズは約77.9(幅)×162.7(高さ)×7.96(厚さ)mmで、昨今のハイエンドとしても比較的大きめのサイズ感です。重量も210gとやや重めです。

 搭載するSoC(システムオンチップ) は、MediaTekのフラグシップモデル「Dimensity 9400+」。AI処理やゲーミングにも余裕を持って対応できる性能を誇ります。メモリは12GBと余裕があり、ストレージは256GB/512GB/1TBを選択可能。内蔵バッテリーはシリーズ最大となる5500mAhで、公称値では標準的な運用で約1.4日のロングライフをうたっています。高速充電にも対応しており、約36分で100%までの充電が可能です。

 防塵防水性能はしっかりIP68に準拠。そして「Pro」のつかないXiaomi 15Tと比べると、ワイヤレス充電をサポートしていたり、おサイフケータイが使えたりするといった、日常での使い勝手の良さにつながる特徴も多いことは見逃せません。

ライカ共同開発のカメラ

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ペリスコープ式の5倍望遠カメラを新搭載(出典:シャオミ・ジャパン)

 従来世代から踏襲する同シリーズの売りといえば、ライカと共同開発した背面カメラです。メイン(約5000万画素)+望遠(約5000万画素、光学5倍)+超広角(約1200万画素)の3眼構成で、大口径の絞りなどを備えた「ズミルックス」レンズや、1/1.31インチのイメージセンサーにより、低光量の環境でもディテールや色味などを精細に描写できることを謳います。

 また、シリーズで初めてペリスコープ望遠レンズを搭載したことがトピック。光学5倍ズームが可能で、AIを活用した「ウルトラズーム」で20倍ズームも実現。遠くの被写体もより撮影しやすくなっています。

 カメラ機能では、動画撮影における全焦点距離でのHDR10+撮影や、4K 60fps 10-bit Log撮影、LUTのインポートなどに対応したこともトピックです。

AI機能も充実

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「Xiomi HyperAI」の機能一覧(出典:シャオミ・ジャパン)

 対応するAI機能が充実していることもポイントです。Androidスマートフォンで一般的に利用できる「Google Gemini」や「かこって検索」といったGoogle製の機能だけでなく、「Xiaomi HyperAI」という独自の機能群をサポートしています。

 具体的に使えるAI機能は、文字起こしや、字幕生成、翻訳、写真の背景に合わせて周辺の様子を生成して背景を拡大する「AI拡大」など、かなり多岐に渡ります。

販路と価格

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防水性能やおサイフケータイなど、日本向け仕様もしっかり備える(出典:シャオミ・ジャパン)

 Xiaomi 15T Proは、ブランドの直営店のほか、公式オンラインストアやECサイト、家電量販店などで購入できます。MNOでの取り扱いはないものの、MVNOでは「イオンモバイル」「IIJmio」「HIS モバイル」「QTmobile」で展開されているので、これらの通信事業者の利用検討時にはチェックしてみると良いでしょう。

 Xiaomi 15T Proの公式オンラインストアでの販売価格は、12GB/256GBモデルが10万9800円(税込、以下同)、12GB/512GBモデルが11万9800円、12GB/1TBモデルが12万9800円。大容量モデルを選択しても価格差がそこまで大きくないのが魅力ですね。カラーバリエーションは、新色の「モカゴールド」に、「グレー」「ブラック」を加えた計3色を選択できます。

 購入検討時には、今秋から提供されている保証サービスの「Xiaomi Care」や、買取サービス「にこスマ買取 for Xiaomi」も合わせてチェックしておくとよいでしょう。

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