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| 起動後の各種設定は/etc/ディレクトリ下の設定ファイルで行われる |
run level 3の場合でも,run level 2と同じく,/etc/rc3.d の中のスクリプトが「K」スクリプト,「S」スクリプトの順番に起動される。
% ls /etc/rc3.d
README S15nfs.server S50apache
S76snmpdx S77dmi
%
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上記の場合では,「K」スクリプトがないため「S」スクリプトが順番に次のように実行される。
/etc/rc3.d/S15nfs.server start
/etc/rc3.d/S50apache start
/etc/rc3.d/S76snmpdx start
/etc/rc3.d/S77dmi start
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実際に独自の処理を追加する方法を解説しよう。rc スクリプトで処理を追加する場合,「start」や「stop」をコマンドライン引数として理解できるスクリプトを作成する必要がある。テンプレート(雛型)としては,次のようになるだろう。この中に記述されている「start」や「stop」に該当する処理を記述するのだ。
#!/sbin/sh
case "$1" in
start)
echo "start"
;;
stop)
echo "stop"
;;
*)
echo "Usage: $0 {start|stop}"
exit 1
;;
esac
exit 0
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