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次回はNIC2枚を使ってLinuxルータを解説

 今回は,ADSL回線を利用してインターネットと接続することで外部に公開できるサーバを構築する方法を解説してみた。

 解説したもののうち,RP-PPPoEに関する設定はADSL固有のものだが,インターネットで外部にサーバ公開をする場合のipchainsコマンドによるセキュリティ設定,ダイナミックDNSサービスを使ってのドメイン名アクセスの手段は,回線種別に依存するものではない。フレッツ・ISDNやテレホーダイの時間だけ公開するといった用途にも参考になるだろう。


ただしセキュリティについては、RP-PPPoE以外の接続方法では、/etc/pppディレクトリにあるfirewall-standaloneファイルが実行されるわけではない。ほかの回線を使う場合、セキュリティ設定のためのipchainsコマンドは、別の設定ファイル(たとえば、PPPインタフェースが有効になるときに実行されるip-upファイルなど)に記述することになる。

 次回は、今回構築した環境に、もう1枚ネットワークカードを装着する。そしてそのネットワークカードの下にパソコンなどのクライアントを接続し、接続されたクライアントからもADSL回線を通じてインターネットにアクセスできるようにする方法を説明する。

[ITmedia]

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