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カーネル2.4の世界へようこそ

 コマンドプロンプト上で,次のように指定すればシステムが再起動する。

# /sbin/reboot

 不具合が無ければ,Fig.48のように,カーネル2.4のシステムが起動するはずだ(起動画面は,ディストリビューションにより差異がある。Fig.48はTurbolinux Workstation 6.0のものである)。

カーネル2.4へのアップデート後にしなければならないこと

 これまででアップグレード作業が完了したわけだが,あくまでもカーネルをアップグレードしただけであって,カーネル2.4の機能を活かしていることにはならない。

 たとえば,カーネル2.4でサポートされたUSB周辺機器を利用するためには,機器の設定が別途必要となる。つまり,これからさらにカーネル2.4に対応した設定をしなければならないのだ(とはいえ,USBキーボードとマウスについてはカーネル本体にデバイスドライバが含まれるので,とくに設定する必要はなく,そのまま使える)。

 また,カーネル2.4にアップデートしたことで動作しなくなるプログラムが幾つか存在するかもしれない。そのため,それらのプログラムを対応する設定に変更したりカーネル2.4に対応した最新バージョンに更新する必要もある。動作しないことが知られている代表的なプログラムは,PCカードをコントロールするpcmcia-csとPPP接続をサポートするpppdだ(Table5)。

Table5■カーネル2.4への対応が必須とされる代表的なプログラム

プログラム

要求されるバージョン

Turbolinux Work
station 6.0

Red Hat Linux 6.2

Vine Linux 2.1

pcmcia-cs

3.1.21以上

3.0.14

3.1.8

3.1.21

pppd

2.4.0b1以上

2.3.10

2.3.11

代わりにppxpdがインストールずみ

 pcmcia-csとpppdの設定は比較的複雑であり,しかも,ディストリビューションやパソコンの環境構成によって異なる。そのため,ここでの解説は省かせていただく。下記のURLに情報やバージョンアップされたプログラムがあるので,より詳しくはリンク先を参考にしてほしい。

・pcmcia-cshttp://pcmcia-cs.sourceforge.net/ ・pppdhttp://linuxcare.com.au/download/ppp/

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