●パスワードファイルの作成

 次にSMTP AUTHで利用するパスワードを作成する。ここではログインパスワードはsasldbを参照するように設定を行っている。作成したユーザーアカウント,パスワードは,メールアカウントを持つ各ユーザー別に作成して利用する方法のほかに,いくつかのユーザーアカウント,パスワードをSMTP AUTH専用に共有して利用することもできる。

○パスワードデータベースの指定

# vi /usr/lib/sasl/smtpd.conf

pwcheck_method:sasldb ←これを記述して保存

とする。

○パスワードの作成

 パスワードの作成は以下のようにして行う。

# saslpasswd -c -u `postconf -h myhostname` ユーザー名

なお,作成したパスワードを削除するためには

# saslpasswd -d -u `postconf -h myhostname` ユーザー名

とすればよい。作成されたパスワードを確認したい場合は以下のようにする。

# sasldblistusers

user: hoge realm: itmedia.hogehoge.org mech: DIGEST-MD5
user: hoge realm: itmedia.hogehoge.org mech: PLAIN
user: hoge realm: itmedia.hogehoge.org mech: CRAM-MD5

 ちなみに,以前のバージョンからPostfixを利用している場合は「/usr/postfix/bin/」にpostconfが存在することがある。ここへパスが通っていない場合は「/usr/postfix/bin/postconf」とフルパスで記述してほしい。


・Redhat Linuxで組み込まれたCyrus SASLを利用している場合のプログラムへのパス

/usr/sbin/saslpasswd
/usr/sbin/sasldblistusers

・ソースファイルからインストールした場合(パスを指定していない場合)のプログラムへのパス


/usr/local/sbin/saslpasswd
/usr/local/sbin/sasldblistusers

○パスワードファイルの設定

 続いて,sasldbをpostfixが利用できるようグループに登録し,パーミッションを変更する。

# chgrp postfix /etc/sasldb
# chmod 640 /etc/sasldb

●Postfixの設定ファイルの編集

 Postfixの設定ファイル「main.cf」を編集する。編集は# Other configurable parametersに以下のように追加し設定する。

# vi /etc/postfix/main.cf

としたら,「/Other configurable parameters」として「Other configurable parameters」をサーチし,以下のように追加する。

# Other configurable parameters.

smtpd_sasl_auth_enable = yes
smtpd_sasl_local_domain = $myhostname
smtpd_recipient_restrictions = permit_mynetworks, permit_sasl_authenticated, check_relay_domains, reject
smtpd_sasl_security_options = noanonymous
broken_sasl_auth_clients = yes


設定項目について

smtpd_sasl_auth_enable=yes

 SMTP AUTHの利用を設定


smtpd_recipient_restrictions = permit_mynetworks,permit_sasl_authenticated, check_relay_domains, reject

 リレーを許可するものを設定する。「permit_sasl_authenticated」はSMTP認証を通過したものを許可する設定なので必ず加える。「permit_mynetworks」は「mynetworks」で設定されたネットワークからの接続を許可する。「reject」はそれ以外は拒否することを設定している。


smtpd_sasl_security_options = noanonymous,noplaintext

セキュリティオプションの設定。noanonymousは匿名での接続を拒否する。上記のようにnoplaintextと記入するとPLAINでの認証を拒否する。


broken_sasl_auth_clients = yes ----

アウトルック,Outlook Expressのログイン認証を利用するための設定

 設定が完了したらPostfixを起動する。

# /usr/sbin/postfix start
postfix-script: starting the Postfix mail system

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