●WebWasherの導入 |
WebWasherはtarbool以外にRPMパッケージも用意されているので,ユーザーの好きな方法でインストールすればよいだろう。
$ wget http://www.webwasher.com/download/webwasher-3.0-linux-i386.tar.gz $ tar xzvf webwasher-3.0-linux-i386.tar.gz $ su - ←ハイフンをつけてスイッチ password: |
このあと,解凍したディレクトリに移動して
# ./webwasher.install
Copyright 1999-2001 by webwasher.com AG, All Rights Reserved. This installation script will install the Webwasher software version 3.0 on your system. Do you wish to continue? ← y を入力 ライセンス画面(省略) Do you agree with the terms of this license? ← y を入力 |
以上でインストールが完了する。
○設定
インストールが完了したら,ブラウザでWebWasherの設定画面にアクセスする。URL欄に「http://localhost:9090」のように,localhostおよびポート番号は9090と入力すればアクセスできる。アクセスするとパスワードが求められるので,初期設定のユーザー名「admin」パスワード「webwasher」を入力する。初めてアクセスした際には赤字でパスワードを変更するように書かれているので,まずパスワードの設定を行っておこう。
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なお,クライアント側のブラウザにおけるプロキシ設定については,ブラウザでのプロキシ設定を参照してほしい。
・プライバシー関連の設定項目
設定メニューにある「Privacy」タブを選択し,Webバグ,HTTP_Referer,クッキーのフィルタリング設定を行う。「HTTP_Referer」は,「always」を選択すると常にフィルタリングされる。しかし,HTTP_Refererをチェックしているサイトでは,Webページが閲覧できない可能性があるし,ショッピングサイトのように,クッキーを必要とするサイトもある。このときは「List Editer」メニューにある「White List」に追加して,フィルタリングしないように設定しておけば,該当するサイトにはフィルタリングが適応されない。また,逆に子供などにアダルトサイトにアクセスさせないようアクセス拒否させたいサイトは「Blacklist」に登録を行っておけばよい。
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・ポップアップフィルタ
ポップアップウィンドウで表示される広告などをブロックするには,「Standard Filter」タブにある「Popup Filter Enabled」にチェックを入れる。
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・HTTP_USER_AGENTの設定
初期設定のままWebWasherを利用して接続すると,「HTTP_USER_AGENT」の最後に「WebWasher 3.0 final」と表示されるようになる。HTTP_USER_AGENTを改変しないようにする場合は,「General」タブにある「Don't change 'User Agent' field」にチェックを入れる。
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・ほかのプロキシを利用する場合
ほかのプロキシを利用して接続するのであれば,同じくGeneralタブにある「WebWasher uses other proxy server」で設定を行う。たとえば,ローカルのプロキシサーバと併用するのであれば,ここで指定しておけばよい。
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そのほかバナーブロックなどの設定があるが,ここでは割愛する。基本的に難しい設定箇所はないので,必要に応じてフィルタリング設定を行っていけばよいだろう。
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