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Chapter 7：プレゼンテーション層の構築
7.6.4 入庫施行処理
次に入庫の施行処理を実装する。
「6.3.5 在庫の処理」で説明したように，入庫の施行処理とは，ある入庫情報を施行ずみとし，その入庫情報に記載されている数量分だけ在庫の数量を加算する処理である。このような処理を実現するには，Business.ProductコンポーネントのSetDueメソッド（List 6-77）を呼び出せばよい。
今回のサンプルでは，FormStockフォーム（Fig.7-71）の［入庫施行］ボタン（BTN_DUEボタン）を押したときに入庫を施行できるようにする。その実装は，List 7-103のようになる。List 7-103の12行目では，Business.ProductコンポーネントのSetDueメソッドを呼び出して入庫情報を施行ずみにしている。残りの部分は，DGrid_Stockデータグリッドの内容を更新する処理である。
●入庫施行の取り消しFormStockフォーム（Fig.7-71）で［入庫施行取消］ボタン（BTN_CANCELDUEボタン）を押したときには，いったん施行ずみにした入庫情報を施行まえの状態に戻す必要がある。施行ずみの入庫情報を施行まえの状態に戻すには，Business.ProductコンポーネントのCancelDueメソッド（List 6-78）を呼び出せばよい。この処理を実際に実装したものが，List 7-104である。
List 7-104の11行目では，CancelDueメソッドを呼び出し，施行ずみの入庫を施行まえの状態に戻す処理をしている。それ以外の部分は，DGrid_Stockデータグリッドの内容を更新し，カレント行を再設定する処理である。
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