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Chapter 1：クライアント/サーバーアプリケーションの仕組み
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クライアント/サーバーアプリケーションの仕組み
Windowsプラットフォームにおけるデータベースアプリケーション開発者のなかには，「Accessしか使ったことがありません」という人が少なからず存在する。WindowsというオペレーティングシステムがDOSやWindows 3.1の世界からボトムアップ的に普及してきた経緯があるため，これはやむを得ない側面があるのかもしれない。だが，すでに述べたとおり，時代はクライアント/サーバーモデルやWebシステムに向かって流れているのであり，いつまでも古い開発技術にしがみついているわけにはゆかない。
本章では，スタンドアロンアプリケーションからクライアント/サーバーアプリケーションへと移行するにあたって考慮しなければならないこと，そしてWindowsプラットフォームでクライアント/サーバーアプリケーションを構築するにあたって必要となる技術概念について，それぞれ解説する。すでにクライアント/サーバーアプリケーションの開発経験を有する読者には退屈な内容となるかもしれないが，業務システムの開発手法やCOM＋の目指すものについて理解を深めるためには重要な内容なので，知識を整理する意味でお付き合いいただきたい。
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