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Chapter 5:ビジネスロジック層の構築

head2.gif 5.5.4 COMコンポーネントの登録
 それでは,実装したCOMコンポーネントをCOM+に登録してみる。COM+にCOMコンポーネントを登録するには,まずVisual Basicでプログラムをコンパイルし,dllファイルを生成する。そして,「4.2 COM+を使ってみる」で説明した手順に従い,コンポーネントサービス管理ツールを使って新規にCOM+アプリケーションを作成し,そのなかにコンパイルしたdllファイルをドラッグ&ドロップする。たとえば,dbsamplecomというCOM+アプリケーションを作ってdllファイルをドラッグ&ドロップした場合は,Fig.5-51に示すように,4つのCOMコンポーネントが登録されることを確認できる。

 また,このときVisual Basic側で設定したクラスモジュールにおいて,MTSTransactionModeプロパティが有効になっていることを確認しよう。MTSTransactionModeプロパティをRequiresTransactionに設定したCOMコンポーネントのトランザクションは[必要]に,RequiresNewTransactionに設定したCOMコンポーネントのトランザクションは[新しく必要]に,それぞれ設定されているはずである(Fig.5-52)。

Fig.5-51 登録されたCOMコンポーネント
fig5_51.gif
Fig.5-52 トランザクションのプロパティの確認
fig5_52.gif
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