充実したネットワーク機能
インターネット接続の共有
インターネット接続の共有も,Windows 2000の目玉といえる機能の1つである。この機能はWindows 98 Second Editionで初めて採用されたもので,1台のPCに接続され登録されているモデムやTAの設定情報を,LAN経由でほかのPCから利用できるようにする。いわば,Windows 2000をダイヤルアップルータとして利用するための機能である。
この機能を利用するには,プロバイダへの接続先プロパティの[共有]パネルで[この接続でインターネット接続の共有を有効にする]をチェックすればよい。このとき,そのコンピュータのIPアドレスは192.168.0.1に固定されるため(ネットマスクは255.255.255.0),その他のクライアントコンピュータのIPアドレスは192.168.0.2〜254のあいだに設定する必要がある(DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を用いてIPアドレスを自動的に割り当てるのが普通)。
インターネット接続の共有は,数台のPCで構成されたSOHO環境やホームユースではたいへん便利な機能である。特に,アナログ電話回線しか敷設していないユーザーや,あまりお金をかけたくないというTAユーザーは,要チェックの機能といえるだろう。
Fig.13 インターネット接続の共有
インターネット接続を共有するには,プロバイダへの接続先プロパティの[共有]パネルにある[この接続でインターネット接続の共有を有効にする]をチェックすればよい。このとき,コンピュータに割り当てられるIPアドレスが192.168.0.1に固定されるので注意されたい。
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