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  COLUMN    DHCPサーバーの導入

 本稿中では詳しく言及しないが,DNSの設定が完了した時点で,DHCPサーバーの導入について検討しておきたい。ネットワークの運用形態にもよるだろうが,DHCPサーバーを導入することで,TCP/IPネットワークの管理コストは大幅に削減される可能性が高い。すでにネットワーク内にDHCPサーバーが存在すればともかく,まだ存在しないのであれば,この時点で導入するか否かを決定しておこう。

 DHCPサーバーは,DNSと同様にWindows 2000をインストールする最中でもインストールしたあとでも導入することができる。Windows 2000 ServerをインストールしたあとでDHCPサーバーを導入する場合には,[コントロールパネル]から[アプリケーションの追加と削除]を選び,[Windowsコンポーネントの追加と削除]を選択する。[Windowsコンポーネントウィザード]が起動するので,[ネットワークサービス]のなかから[動的ホスト構成プロトコル(DHCP)]を選択して[次へ]ボタンを押す。DHCPサーバーがインストールされたら,[スタート]メニューから[プログラム]−[管理ツール]−[DHCP]を選択し,[DHCP]管理ツールを起動する。あとは,この管理ツールでクライアントに割り当てるIPアドレスのレンジやTCP/IP関連パラメータを設定すればよい。

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