Windows 2000ネットワーク解剖
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サイトの分割とログオンの挙動
サイトを構成した場合のログオンプロセスのトレースとその考察
ここからは,実際にサイトを構成した環境下でWindows 2000クライアントとWindows NT 4.0クライアントからログオンした場合のトレースを例に,サイトについて考察してみる。ここで扱うサンプルのネットワークには,192.168.1.0と192.168.2.0というIPサブネットが存在する。Active Directoryドメインはactive.dsl.local.ドメインだけが存在する単一ドメイン構造である。このドメインを,各IPサブネットごとに2つのサイトに分割し,それぞれのサイトにlilyとwin2k-2というドメインコントローラを配置する。クライアントはWindows 2000 ProfessionalとWindows NT 4.0 Workstation(SP6a)の2つであり,双方とも192.168.2.0というIPサブネットに存在する。このネットワーク構成を図示すると,Fig.10のようになる。
Fig.10 トレースを取得するサンプルネットワークの構成(図版をクリックすると拡大可能)

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