データは、21世紀の新たな天然資源と言われている。ソーシャルやモバイル、あるいはセンサーが生み出す膨大なデータを分析することで、企業はこれまでにない洞察や知見を得ることができるからだ。ビジネスの最前線で何が起ころうとしているのか、粒度の細かいデータをリアルタイムで把握し、分析することで、意思決定のプロセスはもちろん、ビジネスそのものも大きく変革することができる。本EXPOでは、データ活用やIoT/人工知能がもたらすビジネスの可能性に関心を持つ企業の方や、データ活用の重要性はわかっているが、何を指針に進めていくべきかを悩んでいる方などを対象に、次へのヒントを紹介する。

講演一覧

『震災ビッグデータ』から見えてくるデータ分析の在り方

日本放送協会 報道局 遊軍プロジェクト ディレクター
東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター 客員准教授
阿部 博史 氏

人間とAIの“対話”が生む可能性――自然なコミュニケーションはどう生まれる?

NTTメディアインテリジェンス研究所 所長 小澤 英昭 氏
NTTメディアインテリジェンス研究所 主任研究員 東中 竜一郎 氏

Hadoopの父が語る、「大IoT時代」の文脈

Cloudera チーフアーキテクト
Doug Cutting (ダグ・カッティング)氏

DMPが解決するマーケティング×ITの課題

株式会社インティメート・マージャー代表取締役社長
簗島 亮次 氏

講演概要

『震災ビッグデータ』から見えてくるデータ分析の在り方

日本放送協会 報道局 遊軍プロジェクト ディレクター
東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター 客員准教授
阿部 博史 氏

東日本大震災から5年――。SNSの書き込みやスマートフォンのGPS情報など大量に収集可能となった「震災ビッグデータ」からは、震災の影響による人の行き来や企業間取引など、多くの情報を分析できるようになりました。
これらの情報から、復興への道筋や今後考えられる天災の対応策などを導くビッグデータのビジュアライズシステムを開発、プロジェクト推進されたNHK報道局ディレクターの阿部氏に、データ分析の在り方やビジュアライゼーションの技術や工夫点と、ビッグデータ活用の新たな可能性についてご講演頂きます。

講演者プロフィール

阿部 博史 氏

2004年入局。金沢放送局、首都圏放送センター、ニュースウオッチ9、社会番組部を経て、2013年より現所属。NHKスペシャルやクローズアップ現代などの番組制作多数。東日本大震災の検証するNHKスペシャル「震災ビッグデータ」シリーズ(4本)や「医療ビッグデータ」などデータジャーナリズムを実践しながら、情報収集から可視化までを行う放送システムの開発・運用を進めている。大学での専攻は宇宙物理学。


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この講演の見どころ

ビッグデータ活用時代、これまでの概念にとらわれた分析手法では、大量データから思いもよらない真事実を発見することは難しくなっています。

震災時に「人」「車」「モノ」がどのように動いたのか、それらの大量データをどう集め、どんな視点で分析し、可視化していったのか――。NHKスペシャル『震災ビッグデータ』では紹介しきれなかったデータの分析手法や、阿部ディレクターのデータを見る上での“心掛け”など、お話しいただきました。

人間とAIの“対話”が生む可能性――自然なコミュニケーションはどう生まれる?

日本電信電話株式会社
NTTメディアインテリジェンス研究所
所長 小澤 英昭 氏

NTTメディアインテリジェンス研究所
音声言語メディアプロジェクト 主任研究員 東中 竜一郎 氏

「第3次人工知能ブーム」とも言われている昨今、AIや機械学習をどのように活用するかに注目が集まっています。中でも最近は、IBMの「Watson」やMicrosoftの「Cortana」、Appleの「Siri」など、人間と“自然な言葉”で会話をすることで、新たな価値を生み出そうとする動きが広がっています。
人間と人工知能が会話ができるようになることで、私たちの生活やビジネスはどう変わるのか? その開発の裏には、どんな技術や苦労があるのか? 人と人工知能の対話を長く研究してきたNTTに、人工知能との対話技術の最前線を聞いてみました。

講演者プロフィール

小澤 英昭 氏

1991年NTT入社後、同社研究所にてマルチメディア処理技術の研究実用化および地域情報等のマルチメディア情報提供に従事。2000年より角川書店の子会社、ウォーカープラス・ドット・コムにて、角川書店ウォーカー誌をベースとした、地域総合ローカルポータルサービスの立ち上げ、開発、運営を行う。2004年よりNTTレゾナントにおいて、gooのネットサービスに従事し、2014年よりスマートナビゲーション事業部長。2013年5月より、Android向け関連ソフトウェア開発を行う子会社NTTレゾナントテクノロジーの代表取締役社長を兼務。2015年より、NTTメディアインテリジェンス研究所所長。

東中 竜一郎 氏

1999 年慶應義塾大学環境情報学部卒業,2001 年同大学大学院政策・メディア研究科修士課程,2008 年博士課程修了.2001 年日本電信電話株式会社入社.現在,NTT メディアインテリジェンス研究所に所属.博士(学術).しゃべってコンシェルの質問応答機能の研究開発,「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトにおける英語科目を担当.人工知能学会理事・編集委員.平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞



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この講演の見どころ

先進的な人工知能研究を行っている「NTTメディアインテリジェンス研究所」に記者が潜入。自動車の試乗をするためにカーディーラーを訪れたという設定で、NTTのロボット「Sota」君との雑談会話に挑戦する。
正直言って滑舌にはあまり自信のない記者。自分の声をちゃんとロボットは聞きとってくれるのか、そしてちゃんとコミュニケーションを取り、見事雑談をすることはできるのか……?

Hadoopの父が語る、「大IoT時代」の文脈

Cloudera
チーフアーキテクト
Doug Cutting (ダグ・カッティング)氏

今、まさに大IoT時代が始まりました。ますます多くのモノがつながることで、ビッグデータは進化し、その価値を高めていきます。こうした時代のための、Hadoopおよび関連技術の新たな展開とは。Hadoopの父、ダグ・カッティング氏が語ります。

講演者プロフィール

Doug Cutting (ダグ・カッティング)氏

Hadoopの生みの親として知られ、Apache財団のボードメンバー。オープンソースの検索エンジンLucene、Nutchプロジェクトの創設者としても名高い。Excite、Apple、およびゼロックス社パロアルト研究所などの勤務を経て、Yahoo!に入社。ミッションクリティカル分析システムにおけるHadoopアプリケーション開発のキーメンバーとして、3年間勤務の後、2009年にClouderaに入社し現在チーフアーキテクトして活躍中。スタンフォード大学卒(言語学)。



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この講演の見どころ

Hadoopの生みの親である同氏が、IoT活用においてHadoopが有力な選択肢である理由を解説します。インタビューでは、USの製造業、ヘルスケア、電力会社などの最新活用事例も紹介されているので、IoT活用を検討している方は必見の内容です。

DMPが解決するマーケティング×ITの課題

株式会社インティメート・マージャー代表取締役社長
簗島 亮次 氏

Coming Soon...

講演者プロフィール

簗島 亮次 氏

慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科を2010年に首席で卒業。卒業後はグリー株式会社にて、プラットフォーム開発に関連する複数の部門でマネジャーを兼務。世界最大級の統計アルゴリズムコンテストRSCTCである「2010 Discovery Challenge」で世界第3位。2013年6月より現職。日本最大級を誇る約4億のオーディエンスデータを用いて、企業のDMP構築やデータ活用マーケティングを支援。大手金融機関や消費材メーカーを中心として導入企業は470社を超える(2016年3月時点)。


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この講演の見どころ

Coming Soon...

出展企業

ゴールドスポンサー

日本電気株式会社

今、注目を集めるAIや機械学習ですが、データ活用の成功の鍵は“分析前”にあります。その鍵となるNECのアナリティクスプラットフォームを分析事例を交えご紹介。データ活用に課題をお持ちの方必見です!

このブースの見どころ

DataPlatform for Analyticsで新たな価値創造を実現しませんか?

NECのData Platform for Analyticsは簡易性と高速性を兼ね備えたデータ活用基盤です。社内外に散在するデータをチューニングレスで統合・蓄積し、かつ高速に活用することができます。オートデモにてぜひ体感を!

データサイエンティストが語る!分析事例を紹介

NECは流通・サービスから金融・通信・製造等の幅広い業種でデータ分析を実施しています。本展示では、流通・サービス業・金融業の事例をピックアップしてご紹介します。

シルバースポンサー

ターゲットメディア株式会社

マーケティング・広告・営業担当者の仕事をサポートするノウハウ資料の掲載を行っています。

このブースの見どころ

売上アップのヒントが見つかる「マーケメディア」

ターゲットメディアが運営する資料ダウンロードサイト「マーケメディア」。こちらのコンテンツからノウハウ資料を読むことが可能です。

Cloudera株式会社

Clouderaの製品サービス関連の資料を中心に、Hadoop10周年記念コンテンツや勉強会資料を掲載しました。

このブースの見どころ

Hadoop誕生10周年!

Hadoop誕生10周年の記念コンテンツや、生みの親であるDoug Cuttingの喜びのインタビュー動画をご覧いただけます。

Hadoop/ビッグデータ基盤勉強会

Clouderaで毎月定期的に行っている勉強会の資料をダウンロードいただけます。

Elasticsearch株式会社

オープンソースのリアルタイム検索・分析エンジンであるElasticsearch、Kibanaを活用した事例などを掲載しています。

このブースの見どころ

Elastic Stackの概要

検索、ロギング、セキュリティ、分析など多くのユースケースで利用出来るオープンソースElastic Stackに対する理解を深めませんか。

Elasticsearch/Kibanaではじめる
セキュリティログ分析

日々蓄積される膨大なセキュリティログの活用にお悩みではありませんか? Cisco、FireEye、AtlassianでのElasticスタックの利用例をご紹介します。

NTTソフトウェア株式会社

クラウドや社内各所に分散しているデータの分析を諦めていませんか?散らばっているデータを連携して、「素早く」「綺麗」「簡単」に分析し、活用に結びつけるソリューションがここにあります。

このブースの見どころ

マンガでわかるデータ連携:
シェアNo.1ソリューションを紹介

クラウドが普及するにつれ、段々と情報システムの「サイロ」状態化が進んできています。この「サイロ」状態の説明と危険性をマンガで分かりやすく説明し、データ連携の活用による解決策まで提示しています。

自社に適したBIツールを
見極めるための選定軸とは

自社に適したBIツールを見極めるための選定軸、社内外を含む多人数が利用するBIツールに求められるポイントを紹介します。

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