東芝のネット家電ロボ「ApriAlpha」と会話を楽しむ:ロボットと近未来ホーム
先端技術を搭載したロボットと、近未来型ホームネットワークが展示された「ロボットと近未来ホーム」が開催されている。会場で目をひいたのが、東芝の展示していた“ロボット情報家電”こと「ApriAlpha」だ。
先端技術を搭載したロボットと、近未来型ホームネットワークが展示された「ロボットと近未来ホーム」が、4月7日からTEPIAプラザで開催されている。期間は7月23日まで。会場では宇宙ロボット、レスキューロボット、産業用ロボットなど幅広いジャンルのロボットに触れることができる。
その中で、目をひいたのが東芝の展示していた“ロボット情報家電”こと「ApriAlpha」だ。実際にBluetoothを利用したホームネットワークを構築してデモを行っていた。
ApriAlphaとは、人と家電の“インタフェース”になることを目指したロボット(記事参照)。たとえば、複雑なボタン操作を覚えられず、録画予約ができないユーザーがApriAlphaに「あれをしてほしい」と話しかけると、ApriAlphaが音声認識によりその操作を代行してくれる……という具合。
デモでは、「Apri君、あつい」と呼びかけると、ネット接続されたクーラーのスイッチを入れるといった操作が自動で行われた。「Apri君、ニュース」と呼びかけると、横に置かれたディスプレイを自動で切り替え、ニュースサイトを表示。続けて、そこに掲載されているトップニュースを音声で読み上げる……といった動作も確認できた。
「ロボット自体はこれまでも展示していたが、こうしたネットワークを組んだのは、これが初めてだろう」(説明員)
東芝としては、2005年の製品化を目指しているようだが、会場で確認した限り発売時期、価格などは未定とのことだった。
関連記事
- 東芝が描く“ロボット情報家電”の未来図
東芝が「ROBODEX 2003」に参考出展した「ApliAlpha」は、ホームネットワークに繋がり、人間と家電の“仲介役”を果たす家庭用ロボットだ - 「燃料電池」で広がる“アトムの世界”
ROBODEX2003では、アトムのように内部でエネルギーを発生させる“燃料電池”を搭載したロボットが登場。バッテリ駆動が中心だったパートナーロボットの新しいエネルギー源として注目を集めた。ヒューマノイド開発で先行するホンダやソニーも、燃料電池には前向きだ
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.