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「着うた」参入妨害の疑い、公取委が大手レコード会社に立ち入り
ソニー・ミュージックエンタテインメントやエイベックス、レーベルモバイルなどに立ち入り検査した。自社の楽曲をレーベルモバイル以外に提供せず、独禁法違反の疑いがもたれている。
各社の報道によると、携帯電話の着信音としてCD音源を利用できる「着うた」サービスで新規参入を妨害した疑いがあるとして、公正取引委員会は8月26日、独占禁止法違反(不公正な取引など)の疑いで大手レコード会社などに立ち入り検査した。
立ち入り検査を受けたのは、ソニー・ミュージックエンタテインメント、エイベックス、東芝EMI、ユニバーサル・ミュージック、ビクターエンタテインメントの大手5社などと、各社が出資するレーベルモバイル。各社は、自社アーティストの楽曲を使う権利を、各社が出資する着うた配信会社・レーベルモバイル以外に提供せず、着うた配信事業を不当に制限した疑いがもたれている。
従来の着メロは、日本音楽著作権協会(JASRAC)に利用料を払うだけで配信できたが、着うたはJASRACに加え、レコード会社やアーティストにも利用料を払う必要がある(関連記事参照)。
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