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ブロードコム、MPEG-4 H.264対応のデコードチップを発表

米ブロードコムは、MPEG-4 H.264に対応したデコードチップ「BCM7411」を発表、2005年第2四半期より量産を開始する。各種STBや次世代DVDプレーヤーへの搭載が見込まれる。

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 米ブロードコムは、MPEG-4 H.264(MPEG-4 AVC)に対応したデコードチップ「BCM7411」を発表した。すでにサンプル出荷は開始されており、来年第2四半期には量産が開始される予定。同社では各種のセットトップボックスや次世代DVDプレーヤーなどへの搭載を見込こむ。

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BCM7411を搭載したサンプルボード

 同製品はMPEG-1/2に加えて、MPEG-4 H.264のデコードが可能なチップ。H.264 メインプロファイルLevel 4.1をサポートするほか、リアルタイムでHD映像(MPEG-2およびH.264)のデコードが可能な処理能力を持つ。映像に加え、AAC+、AAC-LC、Enhanced AC3、MPEG-1 Layer 1/2/3、PCMなどといった各種オーディオのデコードも可能だ。

 同社はHD DVDやBlu-ray Discで採用の決まった「VC-1」についても開発を進めており、本製品もVC-1について基本アーキテクチャレベルでの対応は完了している。「一部にハードウェア的な改良が必要になるが、BCM7411のシリーズ製品としてVC-1対応製品も投入する予定だ」(同社)。

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