生活の場に溶け込むデザイン家電、±0から3つの新製品(3/3 ページ)
±0が新たに3つの家電製品を投入する。東京・青山にある直営店「±0 AOYAMA」で行われたお披露目にはデザインプロデューサーの深澤直人氏も登場。新製品のデザインコンセプトを語った。
最後は、珍しい角形の電気ジャーポットだ。角は落としてあり、柔らかい印象を受ける。色はホワイトとブラックの2色。ほかのキッチン家電の中にあっても存在を主張せず、周囲に溶け込みそうだ。
「電気ジャーポットは、技術的な要因により、どの製品も同じ形になっている。しかし、お茶やコーヒーなど、いろいろな利用シーンにマッチするような形があってもいいはずだ。それでいて、見れば電気ジャーポットだとすぐに分かる形にした」(深澤氏)。
容量は2.2リットル。沸騰させた後は自動的に保温に切り替わり、85度をキープする。このほかカルキ抜き機能、空焚き防止機能、再沸騰機能、360度回転盤付き。
気になるスペックは下記の通り。
型番 | XKP-P010 |
---|---|
カラー | ホワイト/ブラック |
容量 | 2.2リットル |
外形寸法 | 198(幅)×238.5(奥行き)×240(高さ)ミリ |
重量 | 未確定 |
価格 | 1万5750円 |
発売時期 | 12月予定 |
なお、9月中旬発売予定のコードレス電話機と加湿器に関しては、9月1日から「±0 AOYAMA」で数量限定のテストセールスを行う予定だ。数は「ごく少量」なので、欲しい方はお早めに。
海外展開も視野に
挨拶に立った±0の嶋田勝彦社長は、「2003年9月に代官山で±0というプロジェクトを立ち上げて以来、センス・オブ・ユーモアを題材にした物作りを一生懸命やってきた」と、この2年間を振り返った。
現在は29種/63アイテムを揃え、直営店もオープン。ブランドの認知度も上がってきたという。さらに同氏は、「日本だけではなく、“日本発、海外へ”」として海外展開への意欲も示している。
「今は、ブランドとしての自覚と成果を問われる時期だ。“ありそうでないもの”というコンセプトを念頭に置き、オンリーワンのブランドを作っていきたい」(同氏)。
関連記事
- 工事現場とお揃い――±0が“建設ネットバッグ”発売
プラスマイナスゼロは、東京・青山にある「±0 AOYAMA」で「建設ネットバッグ」の先行販売を開始した。工事現場でよく見かける仮設用メッシュシートを使用したもの。 - そばに置きたくなるワイヤレス液晶テレビ――±0「8-inch LCD TV」
±0の「8-inch LCD TV」は、ブラウン管をモチーフにした洒落た液晶テレビだ。デザインは「INFOBAR」や無印良品などで知られる深澤直人氏。最新のデザイナー住宅にも、四畳半の和室にも似合う、希有なデザイン家電だ。しかもワイヤレス方式。 - 気持ちに±0
「±0」は、タカラとダイヤモンド社、デザイナーの深澤直人のコラボレーションによる新ブランド。その名には「生活者の気持ちに『誤差なし』でぴったり合う」といった意味が含まれている。製品対象は家庭雑貨からAV機器までと幅広い。東京・代官山で開かれた製品展示会を早速見に行ってきた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.