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新たなCDコントロール技術「セキュアCD」を試すレビュー(2/4 ページ)

「セキュアCD」は東芝EMIが新たに導入した著作権管理技術。この新技術が投入されたCDを購入してみたので、iTunesなどとの相性やさまざまなPC環境下での挙動をチェックしてみた。なんとMac OSでは……。

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専用プレーヤーを起動する

 今回購入したCDをPCにセットすると、まずは専用プレーヤーのインストールを問われる画面となる。インストールが完了するとプレーヤー画面に移行し、専用プレーヤーからはCD再生のほか、「トラックの保存」を押せば選択した曲のHDDへの取り込み、CDの作成(CD一括コピー)が行えることが分かる。

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CDをセットした直後。専用プレーヤーのインストールについて尋ねられる
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専用プレーヤー

 専用プレーヤーの画面下には再生/停止などのボタンが用意されており、セキュアCDを再生するだけならばこのソフトだけで完結する。起動や動作は軽快で、CCCD用プレーヤーソフトの使用時に感じたストレスはない。また、「カーオーディオやゲーム機での再生も問題ない」とFCCDのFAQページに記載されているよう、手元のプレイステーション 2やDVDレコーダー(東芝 RD-XS53)での再生も問題なく行えた。

 「トラックの保存」を押せばHDDに楽曲を取り込むことが可能で、取り込む形式はWMA(固定ビットレート)/WMA(可変ビットレート)/WMA(可逆圧縮)の3種類から選択できる。ビットレートも変更可能で、WMA(固定ビットレート)の場合には96/128/192kbpsから、WMA(可変ビットレート)の場合には50〜95/85〜145/135〜215/240〜335kbpsから選択できる。デフォルトの保存先は\ユーザー名\MyDocuments\MyMusic だが、こちらも変更可能だ。

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ファイル形式/ビットレートの設定画面
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ファイルの取り込み中

 生成されたWMAファイルには著作権保護処理が施されており、今回試用した「A Bigger Bang」の場合には、再生制限なし/共同再生不可/CD書き込み7回/同期回数無制限/ライセンスバックアップ可能となっていた。保護内容については各タイトルによって異なることが事前にアナウンスされており、あくまでもタイトルに限った話になる。生成したWMAの再生はWMPから行うことが可能で、携帯プレーヤーへの転送もWMPを経由して行うことになる。

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生成したWMAファイルのDRM(ライセンス)についてのプロパティ
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ファイルの再生と携帯プレーヤーへの転送はWMPから行う

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