“癒し系”から“脱力系”まで――ギフトショーの変わり種:東京インタ−ナショナル ギフト・ショー春2006(2/2 ページ)
ギフトと生活雑貨の総合見本市「第62回東京インターナショナル ギフト・ショー春2006」が開幕した。会場は、総面積8万8110平方メートル。東京ドーム7つ分という面積に2400社余りの展示ブースがひしめいている。今回もユニークな展示品を紹介していこう。
“車載用しっぽ”などのカーエンターテイメント製品でお馴染みのワコーは、今回もやってくれた。同社が参考出展した「Steering Rapper」(ステアリングラッパー」は、運転中のイライラを解消してくれるニューアイテムだ。
装着は、ステアリングにマジックテープで留めるだけ。スイッチを入れ、上部の出っ張り(3つある)を指で叩くと「シャキーン」「タタタタン」などと音が出る。しかもセレクトボタン操作で「ノーマル系」「ラテン系」「アタック系」に音色を変更可能。計18種類の音が出る。もちろん、音が出るだけで、あまり意味はない。
「音楽を聴きながら運転していたり、渋滞などで運転中にイライラを感じたとき、ついついハンドルをリズミカルに叩いていませんか? そんなときに、ホントに音が出ると気分爽快。イライラも解消されるかもしれません」(同社)。
ちなみにボリュームは3段階で変更可能。オートパワーオフ機能も付いている。発売は5月の予定で、価格は3000円程度になる見込みだ。
最後は、バンダイが満を持して投入した新世代コミュニケーションツール「ニャンときまぐれ ねこにゃんぼぅ」。名前からして、いかにもソレっぽい。
実はこれ、1986年頃にヒットした玩具「猫ニャンぼー」の復刻版。持ち手のレバーを握ると、猫の手(というか前足)がリアルに曲がる。しかも、曲がると同時に爪が飛び出すように改良された。
進化はそれだけではない。肉球は“触り心地”にこだわってシリコン素材を採用。艶やかになった毛並みが「恋人の柔肌を彷彿とさせます」(同社)。……そんな毛深い恋人はいりません。
コンセプトが「まったく新しいコミュニケーション」というだけあって、用途提案にも余念がない。「人を手招きする」「痴話げんか後の仲直りに」「オネダリするときに」「本物の猫とじゃれたい時に」「国際交流に」(?)などなど。もちろん、爪が出るようになったので、「孫の手」としても使える。猫の手も借りたいくらい忙しいときに是非どうぞ。
「ねこにゃんぼぅ」には、「茶トラ」「サバトラ」「クロたび」の3種類があり、お値段は各945円。2月14日から、東急ハンズ、キデイランドなどの一部店舗で先行販売を開始している。
「第62回東京インターナショナル ギフト・ショー春2006」の会期は2月17日金曜日まで。開場時間は午前10時から午後6時。入場は無料だ。なお、最寄りの国際展示場駅(りんかい線)や新木場駅(JR、東京メトロ)から無料の送迎バスや巡回バスが4〜6分間隔で運行されている。
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