ペンタックス、ブレ補正に磨きをかけた“最上位”コンパクト「オプティオA30」
ペンタックスは、同社コンパクトデジタルカメラの最上位モデル「オプティオ A30」を発表した。独自の手ブレ補正機能SRを強化し、シャッタースピード換算で約2.5〜3.5段分に相当する補正効果が得られるという。
ペンタックスは2月22日、同社コンパクトデジタルカメラの最上位モデル「オプティオ A30」を発表した。有効1000万画素のCCDを搭載したほか、独自の手ブレ補正技術を進化させている。3月中旬発売予定で、価格はオープンオープンプライス。店頭では4万円台前半になる見込みだ。
昨年9月発売の「オプティオ A20」後継機。1/1.8型の大型CCDと像性能に定評のあるsmc PENTAXレンズを採用し、35ミリ判換算で38〜114mm相当の光学3倍ズームを搭載する。最大3648×2736ピクセルの静止画撮影(10M)にくわえ、DivX動画記録も可能だ。
独自の手ブレ補正機能SR(Shake Reduction)では、ジャイロセンサーを高精度化したほか、一眼レフデジカメの技術を応用した制御アルゴリズムにより、手ブレ検出精度を向上。ジャイロセンサーが検知した“ぶれ量”に対し、撮像素子を水平/垂直に動かしてブレを防ぐ。同社によると、静止画撮影時にはシャッタースピード換算で約2.5〜3.5段分(従来機種は2〜3段)に相当する補正効果が得られるという。
また、被写体の明るさに応じて感度を自動調節する「Digital SR」では、最高感度を従来のISO 1600からISO 3200に向上。動画撮影時専用の電子式手ブレ軽減技術「Movie SR」も採用している。
このほか、人物の顔にピントを合わせ、顔の部分の明るさを確保する「顔認識AF&AE」や動く被写体にピントを合わせ続ける「自動追尾AF」などを搭載。0.02秒のレリーズタイムラグをはじめ、ピント合わせや起動時間なども従来機と比べて最大約30%高速化しているという。
記録メディアは、SDカード(SDHC対応スロット搭載)と約22Mバイトの内蔵メモリ。外形寸法は、89.5(幅)×57.5(高さ)×23.5(厚さ)ミリ。重量は、SDカードとリチウムインバッテリー込みで約150グラムとなっている。
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