HDMI 1.3a対応のAVアンプ5製品を発表――デノン
デノンがHDMI 1.3aに対応したAVアンプ5製品を発表。上位機種はDTS-HD Master Audioなどにも対応する。
デノンは6月26日、HDMI 1.3aに対応したAVアンプを8月下旬より順次販売開始すると発表した。販売されるのは「AVC-A1HD」「AVC-3808」「AVC-2808」「AVC-2308」「AVC-1508」の5製品で、価格はAVC-A1HDが59万8500円、AVC-3808が23万1000円、AVC-2808が16万8000円、AVC-2308が10万5000円、AVC-1508が5万8800円。
「AVC-A1HD」は一体型ながらも同時発表されたセパレートタイプのプリ/パワーアンプと同様に「A1HD」の名称を関する高級7chAVアンプ。「AVP-A1HD」と同じく、同社独自のサラウンド再生回路「DDSC-HD」や32bitフローティングポイントタイプのDSP、192KHz/24bitD/Aコンバーター、ビット拡張によって自然な補完処理を行う「Advanced AL24 Processing」などを備えている。
1.3a対応のHDMI端子は入力×6、出力×2を備えており、1080pでのアップスケール出力も行える。ビデオDACは216Mz/12bitで、NSV(ノイズ・シェープド・ビデオ)技術の実装により、ビデオ信号のS/Nも改善されている。そのほかの特徴もAVP-A1HDと同様で、配線/シャーシについても信号線を最短経路とする「ミニマムシグナルパスサーキット」や用途別に独立させた電源トランス、回路ブロックごとに分離独立させた基板構成などによって音質を高めている。
オーディオ入出力端子はアナログステレオ入力×11、アナログ8ch入力×1、光デジタル入力×5、同軸デジタル入力×4、BNCデジタル入力×2、DENON LINK×1、USB×2、プリアウト×16、レックアウト×3、光デジタル出力×4。ビデオ入出力端子はコンポーネント入力×6(BNC×1/RCA×3/RCA・D5兼用×2)、コンポジット入力×8、Sビデオ入力×8、コンポーネント出力×3(BNC×1/RCA×1/RCA・D5兼用×1)、コンポジット出力×6、Sビデオ出力×5。
定格出力はフロント150ワット×2、センター150ワット、サラウンド150ワット×2、サラウンドバック150ワット×2(8オーム)。サイズは434(幅)×217(高さ)×500(奥行き)ミリ(ワイヤレスロッドアンテナ含む)。
「AVC-3808」と「AVC-2808」は出力とインタフェース、32bitフローティングポイントタイプのDSPは2機搭載になっている以外、「AVC-A1HD」「AVP-A1HD」といった上位モデルの特徴をほぼ引き継ぐ7chAVアンプ。
1.3a対応のHDMIは入力×3、出力×2となっており(AVC-2808は入力×2、出力×1)、オーディオ入出力端子はアナログステレオ入力×10、アナログ8ch入力×1、光デジタル入力×4、同軸デジタル入力×3、BNCデジタル入力×2、DENON LINK×1、USB×2、7.1chプリアウト×1、レックアウト×2、光デジタル出力×2(AVC-2808はDENON LINKとUSBなし)。
ビデオ入出力端子はコンポーネント入力×3(RCA×1/RCA・D5兼用×2)、コンポジット入力×7、Sビデオ入力×7、コンポーネント出力×2(RCA×1/RCA・D5兼用×1)、コンポジット出力×3、Sビデオ出力×3。
AVC-3808の定格出力はフロント130ワット×2、センター130ワット、サラウンド130ワット×2、サラウンドバック130ワット×2(8オーム)。サイズは434(幅)×171(高さ)×420(奥行き)ミリ。AVC-2808の定格出力はフロント110ワット×2、センター110ワット、サラウンド110ワット×2、サラウンドバック110ワット×2(8オーム)。サイズは434(幅)×171(高さ)×420(奥行き)ミリ。
「AVC-2308」と「AVC-1508」はHDMI 1.3aに対応した7chAVアンプ。HDMIは入力×2、出力×1を備える。デコーダには32bitフローティングポイントタイプのDSPを搭載する。
オーディオ入出力端子はアナログステレオ入力×9、アナログ8ch入力×1、光デジタル入力×3、同軸デジタル入力×3、プリアウト×1、レックアウト×2、光デジタル出力×1(AVC-1508はアナログステレオ入力×8、光デジタル入力×2)。
ビデオ入出力端子はコンポーネント入力×3(D5×3)、コンポジット入力×5、Sビデオ入力×5、コンポーネント出力×1(D5×1)、コンポジット出力×3、Sビデオ出力×3(AVC-1508はコンポジット出力×2、Sビデオ出力×2)。
AVC-2308の定格出力はフロント100ワット×2、センター100ワット、サラウンド100ワット×2、サラウンドバック100ワット×2(8オーム)。サイズは434(幅)×171(高さ)×420(奥行き)ミリ。AVC-1508の定格出力はフロント135ワット×2、センター135ワット、サラウンド135ワット×2、サラウンドバック135ワット×2(8オーム)。サイズは434(幅)×171(高さ)×383(奥行き)ミリ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
デノン、HDMI 1.3a対応のハイエンドセパレートAVアンプ
デノンがセパレートタイプのAVプリ/パワーアンプを発表。HDMI 1.3aに対応したHDMI出力×6、HDMI出力×2を備え、最新のサラウンドフォーマットを再生できる。
デノン、堅牢な音響用ラックなど4製品を発表
デノンがAVラックの新製品ラインアップを発表した。堅牢な構造で防振、安定性に優れた音響用ラック「ARC-5000シリーズ」と、ガラス扉を採用したインテリア性重視の「ARC-3500シリーズ」の計4モデル。
デノン、壁反射利用のシンプルサラウンドシステム
デノンはホームシアターシステム「DHT-FS1」を発売する。壁反射を利用してサラウンドを作り出す「X-SPACE SURROUND」を利用したフロント+ウーファーのシンプルなセット
デノン、マニュアル操作のアナログプレーヤー「DP-1300MK2」
デノンは、マニュアル操作のアナログプレーヤー「DP-1300MK2」を2007年2月中旬に発売する。
デノン、1080p出力対応HDMI搭載の普及型ユニバーサルプレーヤー
デノンが、ユニバーサルプレーヤー「DVD-1930」を発表。1080p出力が可能なHDMI端子を装備。価格は4万9800円。
デノン、“こだわりが五感に問いかける”プリメインアンプなど
デノンはプリメインアンプ「PMA-CX3」とSACDプレーヤー「DCD-CX3」を11月下旬より販売開始する。「こだわりが五感に問いかける」という「CXシリーズ」の製品だ。




