インテリア性重視の“REGZA”新シリーズ、「RF350」誕生:狭額にカラバリ
東芝は、液晶テレビ“REGZA”の新シリーズとして“Life Conscious REGZA”と銘打つ「RF350シリーズ」を発表した。「業界トップ」というスリムなベゼルと4つのカラーバリエーションにより、インテリアとの調和を目指す。
東芝は8月20日、液晶テレビ“REGZA”の新製品3シリーズを発表した。ハイエンドの“フルハイビジョン・ネットワークモデル”「Z3500シリーズ」、ベーシックな「C3500」シリーズにくわえ、新たに“Life Conscious REGZA”と銘打ち「RF350シリーズ」をラインアップ。インテリアに合わせて選べる4色のカラーバリエーションを揃えた。
製品名 | 46RF350 | 40RF350 | 42C3500 | 37C3500 | 32C3500 | 26C3500 |
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画面サイズ | 46V型 | 40V型 | 42V型 | 37V型 | 32V型 | 26V型 |
液晶パネル方式 | VA | IPS | ||||
パネル解像度 | 1920×1080ピクセル | 1366×768ピクセル | ||||
チューナー | 地上デジタル×1、アナログ地上波×1、BSデジタル・CS110度×1 | |||||
入力端子 | HDMI×2、ビデオ入力×3(うちD4×1) | |||||
カラー | エスプレッソブラック、ロセットレッド | エスプレッソブラック、ロセットレッド、チーニョホワイト、マリノブルー | ブラック | |||
実売想定価格 | 39万円前後 | 33万円前後 | 30万円前後 | 25万円前後 | 17万円前後 | 15万円前後 |
発売日 | 9月下旬 | 11月中旬 | 9月下旬 | 10月中旬 |
RF350シリーズの特徴は、まず「業界トップ」というスリムなベゼルだ。これにより、テレビ自体の幅も46V型で107センチ、40V型では93.4センチという省スペース性を実現した。同社テレビ事業部の本村裕史参事によると、「46V型は、Z2000シリーズの42V型(104.2センチ)と3センチの差しかない。また40V型はC3000の37型(92センチ)とわずか1.4センチの違い。ほぼ同じ横幅で1クラス上にサイズアップできる」という。
デザインテーマは“表面張力”。「落ち着きがあり、なおかつ緊張感のあるものにしたかった」という。そして同社初のカラーバリエーションは、「エスプレッソブラック」「ロセットレッド」「チーニョホワイト」「マリノブルー」の4色(46V型はエスプレッソブラックとロセットレッドの2色)。いずれも「インテリアに収まりの良い色を選んだ」(同社)。
液晶パネルは、2機種ともVA方式の10bit広色域フルHDパネルを採用した。Z3500との大きな違いは、倍速駆動がない点と映像エンジンが従来の「新メタブレイン・プロ」であることだ。またオーディオ機能はZ3500の「レグザオーディオ・プロ」からDSPを省略した「レグザオーディオ」となるほか、録画機能やDLNAなどのネットワーク機能も搭載しない。電子番組表は最大7ch/6時間の「レグザ番組表」で、テレビ番組を見ながらほかのチャンネルをチェックできる「ミニ番組表」にも対応する。
HDMI端子は2つとなるが、上位モデル同様にHDMI v.1.3a準拠でx.v.ColorやLipSyncなどもサポート。そしてHDMI CECを利用した連携機能「レグザリンク」に対応したことで、VARDIAやQosmio、オンキヨーやヤマハのオーディオシステムと連携動作が可能になった。なお、ヤマハはレグザリンクに対応したデジタル・サウンド・プロジェクターの最上位モデル「YSP-4000」を同日リリースしている(関連記事)。
シンプルモデルの「C3500シリーズ」も「レグザリンク」をサポート。映像エンジンはRF350シリーズと同じ「新メタブレイン・プロ」で、スピーカーにはオンキヨーと共同開発した「ジェットスリットスピーカー」を搭載した。
「これまでREGZAは3シリーズで展開してきたが、4本目の柱としてRF350シリーズを投入する。新しいデザイン軸を持つ新カテゴリとして育てていきたい」(本村氏)。
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