REALINK対応の3in1「楽レコ」
三菱電機は“楽レコ”の新製品として、VHS一体型3in1タイプの「DVR-DV745」「DVR-DV735」を発売する。対応テレビとHDMI接続することで使い勝手を高める「REALINK」に対応。
三菱電機は8月22日、HDD/DVDレコーダー“楽レコ”の新製品としてVHS一体型3in1タイプの「DVR-DV745」「DVR-DV735」を9月1日より順次販売開始すると発表した。価格はオープン。HDD容量以外の仕様は同一で、実売想定価格は400GバイトのHDDを搭載したDVR-DV745が11万円前後、250GバイトのHDDを搭載したDVR-DV735が10万円前後。
新製品は同社液晶テレビ「REAL」の対応製品とHDMI接続することで各種の機能連係を行う「REALINK」を搭載、使い勝手を向上させた(2007年4月発売「LCD-H46MZ70」「LCD-H40MZ70」「LCD-H37MX70」「LCD-H32MX70」以降の液晶テレビで対応。新発表されたMZWシリーズなども対応する)。
REALINKは「簡単録画を実現する機能」と位置づけられており、対応テレビと組み合わせると、テレビのリモコンに用意された「一発録画」ボタンを押すだけで視聴中の番組が録画できる「一発録画」、ボタンを押すと視聴中の番組録画が開始され、再度押すと中断時の場面から追いかけ再生を行う「番組ポーズ」、テレビのEPGからレコーダーの録画予約が行える「音声ガイド付録画予約機能」の3つが利用できる。なお、それぞれの機能が利用できるのは地上/BS/CSの各デジタル放送の視聴時に限られる。
HDDに録画されたハイビジョン映像のDVDへのダビング速度は従来比2倍に高速化された。同社製レコーダーの一部には録画時にダビング用データを同時作成することでダビング速度を速める「スマートダビング」機能が搭載されているが、新製品では本機能の高速化が進められ、最長8時間の番組を最短15分でダビングすることが可能となった。
録画した音楽番組の演奏シーンのみを連続視聴できる「楽曲再生」をはじめ、スポーツ番組のハイライトシーンだけを早見できる「ハイライト再生」、本編のみとCMのみという2つのプレイリストを自動作成する「オートカットi」といった特徴ある機能も搭載する。「楽曲再生」を利用すれば演奏シーンだけをDVDに保存するといったこともできる。
チューナーは3波対応デジタルチューナーとアナログチューナーを1基ずつ搭載。HDD/DVD/VHSの双方向ダビングも行えるほか、前面のDV端子を利用することでデジタルビデオカメラからHDD/DVDへのダビングも行える。インタフェースにはD4やSビデオ、DV端子のほかHDMIも備える。HDD/DVDのほかVHSの映像・音声もHDMIから出力可能になっている。
関連記事
- 三菱、「リビングで高画質」の新型液晶REAL
三菱電機が液晶テレビ「REAL」の新製品を発表。スリムフレームで“全画面テレビ”を引き続きアピールするほか、新たな表面処理を施したパネルで画質を高めた。同社最大の52V型も用意。 - デジタルチューナーとHDMI搭載の3in1「楽レコ」、三菱から
三菱電機はDVDレコーダー“楽レコ”の新製品「DVR-DV740」を発売する。デジタルチューナーを搭載したVHS一体型の3in1タイプで、デジタル放送のDVDダビングを高速で行う機能も備える。 - “CMだけ”を連続再生できるレコーダー、三菱から
CMマニアに朗報だ。三菱電機は「業界初」(同社)というCMだけを連続再生する機能を持ったHDDレコーダー、“楽レコ”「DVR-HB610」を発売する。 - 三菱とスカパー!、スポーツ番組のハイライト再生が可能なDVDレコーダー
三菱電機とスカイパーフェクト・コミュニケーションズは、スカパー!用レンタルチューナーと連携できるDVDレコーダー「DVR-HE10WSD」を発表した。 - “歓声”を解析して「ハイライト再生」――三菱の新「楽レコ」
三菱電機は、地上アナログチューナーを2つ搭載した「楽レコ」2機種を9月下旬に発売する。2番組同時録画にくわえ、スポーツ中継録画時に“歓声”を自動解析してハイライトシーンだけを再生する早見機能を備えた。 - 意外と使える“ハイライト再生”――三菱「DVR-HE50W」 (1/6)
三菱電機の「楽レコ」に2番組同時録画対応の「DVR-HE50W」がくわわった。ボリューム層向けの多機能モデルでは貴重なGRTも搭載し、スポーツ番組のハイライトシーンのみを自動再生する機能を備えるなど、久々にトピックの多い製品だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.