ボーズ、小型スピーカー「M3」の低価格版「M2」など新製品(2/2 ページ)
ボーズが小型スピーカー「M2」をはじめ、iPod用スピーカーや5.1chサラウンドシステムなどの新製品を発表。
生涯の友「WBS-1EX IV」
「生涯の友」をテーマとしたCD/DVDミニコンポ「WBS-1EX」の最新モデル。セットされるスピーカーは115ミリの“クリスタルドライバー”を搭載する「125」で、レシーバーユニットは125とのマッチングを念頭に新開発された「PLS-1610」を組み合わせる。
PLS-1610は音楽CD(CD-R/RW対応)のほか、DVDビデオの再生にも対応するなど今日的な進化を遂げている。小音量時でも音響バランスを失わないよう自動補正する「P.A.P.回路」や接地環境による影響を補正する「R.A.C.回路」といった独自技術も投入されている。
アンプの定格出力は40ワット×2で、AM/FMラジオチューナーも搭載。フォノ端子も備えており、レコードプレーヤーの接続も行える。インタフェースとして映像出力用のコンポジット/Sビデオ/D端子(D2)のほか、アナログオーディオ入力3系統、オーディオ出力2系統(アナログ/光デジタル)を備える。各機能の操作が行えるメインリモコンのほか、利用頻度の高い機能に対応するボタンのみを供えたサブリモコンが付属する。
サイズは125が181(幅)×270(高さ)×185(奥行き)ミリ、4.2キロ(1本)。PLS-1610が295(幅)×102(高さ)×308(奥行き)ミリ、3.8キロ。
柔軟性が加わった「LifeStyle V30/V20」
同社の5.1chシステム「LifeStyle」シリーズといえば、ベースモジュールと呼ばれるパワーアンプ搭載サブウーファー、DVDプレーヤーを内蔵したメディアセンター、それに5つのサテライトスピーカーで構成されるオールインワンタイプ。しかし、新製品はいずれもベースモジュールからDVDプレーヤーを省いたシンプルな構成で、DVD/HDDレコーダーをはじめとした好みの機材を接続できる。
既存製品ではメディアセンターと一体化していた液晶パネルはユニットとして独立。音量や各種状態表示のほか、入力切り替えや電源ON/OFF、音量調整などの操作がこのユニットから行える。
メディアセンターはHDMI 2系統のほか、映像入力としてコンポジット/コンポーネント/Sビデオを各4系統を備える。映像出力はコンポジット/コンポーネント/Sビデオ/HDMIが各1系統。アプコン機能も備えており、入力された映像を最高で1080pまでアップコンバートし、HDMIから出力できる。搭載デコーダーの対応フォーマットはDTS/Dolby Digital/MPEG-2 AAC/BoseDigital/PCM。Dolby HDやDTS-HDなどの次世代サラウンドフォーマットには対応しない。
V30とV20の相違点は付属するサテライト/センタースピーカーのみ。V30はネオジウムマグネットを使用した「JewelCube」を組み合わせる。ベースモジュールは13センチウーファーを2基搭載し、内蔵アンプの出力はフロントが22ワット×3、サラウンドが22ワット×2、ウーファーが120ワット。
スリムさと音質の両立「77WER」
同社が2001年に発売したペンシル型デザインが特徴的な「55WER」の上位モデルとなるスピーカー。管楽器の原理を応用した低音増幅技術「ウェーブガイド・テクノロジー」はアドバンスド・ウェーブガイドに進化したほか、新開発の70ミリ径ウーファーを4基と57ミリ径ドライバー“ツィドラー”を1基搭載する。
キャビネット内に設けられた合計3.6メートルにも及ぶ管が豊かな低音を発生させ、、エンクロージャー内部に設置されているウーファー共振点も最適化されることによって、広帯域の低音をクリアに再現する。ツィドラーを本体最上部に配置することで、バッフル面の反射を抑え、広い指向特性と確かな定位感を生み出している。
本体サイズは88(幅)×1205(高さ)×102(奥行き)、6キロ(1本)。カラーはブラック(77WER)とシルバー(77WER-S)の2色。
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