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ヤマハ、“リアル5.1ch”の中級モデル「YSP-3000」発表32〜46型対応のラック一体型も登場

ヤマハはデジタル・サウンド・プロジェクターの新製品「YSP-3000」を2月上旬に発売する。フラグシップモデル「YSP-4000」の多機能さを継承しつつ、コンパクト化を図ったミドルレンジ。あわせて同機を標準で組み込んだラックシステム2製品もリリースした。

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 ヤマハは1月17日、デジタル・サウンド・プロジェクターの新製品「YSP-3000」を発表した。価格はオープンプライスで、単体の実売価格は12万円前後。あわせてYSP-3000を標準で組み込んだラックシステム2製品もリリースしている。

photophoto 「YSP-3000」はブラックとシルバーの2色展開
型番 概要 価格(市場想定価格) 発売日
YSP-3000 YSP-3000単体 オープン(12万円前後) 2月上旬
YSP-LC3000 YSP-3000一体型ラックシステム、ピアノフィニッシュ天板 オープン(15万円前後) 2月上旬
YSP-LCW3000 YSP-3000一体型ラックシステム、強化ガラス天板 オープン(15万円前後) 2月上旬

 デジタル・サウンド・プロジェクターは、多数の小型スピーカーから音をビーム状に放出し、壁面の反射を利用して“リアル5.1chサラウンド”を作り出すシステム。リアスピーカーを設置する必要のない手軽さが魅力だ。

 新製品のYSP-3000は、昨年夏に登場したフラグシップモデル「YSP-4000」の多機能さを継承しつつ、スピーカーユニット数を抑えるなどしてコンパクトを図った製品。外形寸法は800(幅)×155(高さ)×152(奥行き)ミリで、ブラックとシルバーの2色をラインアップしている。

 本体には、ビーム用の4センチコーンスピーカーを21個と2つのウーファー、総合出力82ワット(2ワット×21、20ワット×2)のアンプを内蔵した。ドルビーデジタルをはじめ、DTS、AAC、ドルビープロロジックII、DTS Neo:6など多彩な音声フォーマットをサポート。また、ヤマハ独自の「シネマDSP」や「ミュージックエンハンサー」も搭載する。

 HDMI端子は、入力2系統に出力1系統を装備。「YSP-4000」と同様、HDMI CECを利用した外部機器との連携が可能で、音量調整や消音といったYSP-3000の主要な操作をTV側のリモコンで行える。パナソニックの「ビエラリンク」や東芝の「レグザリンク」、日立「Woooリンク」対応機種との連携動作が可能だ。また、別売のサブウーファー「YST-FSW150/100/050」と接続した際に電源連動を可能にするシステムケーブル端子も装備している。

 このほか、使用する部屋の音響特性を測定し、ビーム特性を自動的に最適化する「インテリビーム」、ボタン1つでリモコンを操作している人にビームを向ける「マイビーム」、壁の反射が利用しにくい環境でもサラウンド効果を得ることができる「マイサラウンド」などの機能を備えた。

「YSP-3000」搭載のシアターラック2製品も登場

 「YSPシアターラックシステム」は、YSP-3000を標準搭載したTVラック一体型ホームシアターセット。単体販売と同じく2月上旬から販売する予定で、実売想定価格はどちらも15万円前後だ。

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「YSP-LC3000」

 「YSP-LC3000」は、幅1100ミリの黒色ピアノフィニッシュ天板を採用した高級指向。32〜46型クラスの薄型テレビに対応する。部屋のコーナーにも置きやすいように天板の両端を台形にカット。棚にはHDDレコーダーなどを2台並べておくことができる。キャスターやキャスター受け皿も付属する。

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「YSP-LCW3000」

 一方の「YSP-LCW3000」は、オープンスタイルを採用したモダンなデザイン。強化ガラスの天板(飛散防止加工済み)を4本の支柱で支えるスタイルで、横幅は1100ミリ。やはり32〜46型の薄型テレビに対応している。

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