松下、VIERAリンク対応3.1chラックシアターに新製品:小音量でもはっきりサラウンド
パナソニックは「VIERA」シリーズ向けのラックシアターシステム2機種を2月15日に発売する。深夜など大音量で視聴できない場合でもサラウンドを楽しめる「ウィスパーモードサラウンド」や自動的にサウンドモードを切り替える「番組ぴったりサウンド」を新搭載。
パナソニックは1月21日、同社の薄型テレビ「VIERA」シリーズ向けのラックシアターシステム2機種を発表した。2機種とも2月15日に発売する予定で、価格はオープンプライス。店頭では42V〜50V型対応の「SC-HTR310-K」が11万円前後、42V〜37V型向けの「SC-HTR210-K」は10万円前後になる見込みだ。
ドルビーバーチャルスピーカー搭載の3.1chシステム。新たに小音量では聞こえにくい低音域の周波数特性を補正することで、深夜など大音量で視聴できない場合でもサラウンドを楽しめる「ウィスパーモードサラウンド」を搭載した。またVIERリンクには「番組ぴったりサウンド」機能を追加。対応するVIERAやDIGAと接続した場合、番組情報などを参照して自動的にサウンドモードを切り替えてくれる。
スピーカーは、フロントとセンターに6.5センチ径の竹繊維振動板を採用。表面をミクロフィブリル化(羽毛化)した素材の採用により、音の立ち上がりにも優れ、高域も伸びるクリアな音の再生が可能になるという。もちろん従来機に搭載されていた「リアルセンター機能」や重低音を再生しながら不要な振動を抑える「振動キラー」サブウーファーなどを継承している(→関連記事)。
アンプ出力はフロントとセンターが各65ワット(4オーム)、サブウーファーが90ワットとなっている。なお、別売のワイヤレスリアスピーカーキット(SH-FX60)を追加してリアル5.1chへのシステムアップが可能だ。インタフェースは、HDMI入力×1系統とHDMI出力×1系統、光デジタル入力×2系統。BDソフトに採用されている5.1ch/7.1chリニアPCM音声の入力にも対応している。
外形寸法と重量は、SC-HTR310-Kが1300(幅)×444(高さ)×458(奥行き)ミリ/約50キログラム。SC-HTR210-Kは1080(幅)×444(高さ)×458(奥行き)ミリ/約43キログラム。新たにキャスターやガラス天板を採用して設置やメンテナンスの柔軟性を向上させた。なお、ラックスペース(棚板)にはSC-HTR310-Kの場合でDVDレコーダーなどを4台まで、SC-HTR210-Kは2台まで収納できる。
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