動体検知搭載のPoweShot Aシリーズ「A590 IS」「A580」
キヤノンが豊富な機能と利便性を両立したPoweShot Aシリーズの新製品を発表。動体検知技術「モーションキャッチテクノロジー」が追加され、より使いやすさが高められた。
キヤノンは1月24日、コンパクトデジカメ“PowerShot Aシリーズ”の新製品、「PoweShot A590 IS」「PoweShot A580」を2月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格はPoweShot A590 ISが2万5000円前後、PoweShot A580が2万2000円前後。
昨年2月に発表された「PowerShot A570 IS」「PowerShot A560」の後継モデル。撮像素子を7.1メガから8メガへアップさせつつ、同時発表された「IXY DIGITAL 20 IS」と同様、カメラと被写体の動きを自動検知する動体検知技術「モーションキャッチテクノロジー」を搭載することで手ブレ・被写体ブレを低減する。
顔認識機能「フェイスキャッチテクノロジー」を利用した顔優先AF/AE/FE/WB、赤目補正も引き続き備える。認識した任意の顔を追尾させる「顔セレクト」を新搭載している。上位機種のPoweShot A590 ISは“IS”が示すように、レンズシフト式の手ブレ補正機能もあわせて備えている。
「AUTOよりもさらに簡単撮影」を提供する「らくらくモード」を新搭載。本体上部のダイヤルをらくらくモードにあわせるだけで標準/マクロの切り替えや顔認識に基づくストロボ発光量の調整、動きの激しい被写体に対してのISOブーストなど、被写体に応じての最適な設定をカメラが自動設定してくれる。液晶画面に表示されるアイコンも最小限度となるほか、このモードの利用時にはシャッターボタン/ズームレバー/ストロボボタンのみしか機能しないなど、誤操作を防ぐ仕組みも取り入れられている。
PoweShot A590 ISには加えて、流し撮りを行う「流し撮りモード」や絞り値やシャッタースピードを任意の値に設定できる「クリエイティブゾーン」なども用意されており、仕上がりに自分に意図を反映させたいユーザーの要望に応えている。
レンズはいずれも35ミリ換算35〜140ミリの光学4倍ズームレンズ(F2.6-F8.0)。映像エンジンは「DIGIC III」で、最高ISO 1600の高感度撮影が行える。電源は単三形アルカリ乾電池もしくは単三形ニッケル水素電池で、単三形ニッケル水素電池NB4-300利用時には約500枚の撮影が行える(CIPA規格)。
関連記事
- レビュー:進化した新Gシリーズ2代目――キヤノン「PowerShot G9」
「PowerShot G」シリーズの新モデル「PowerShot G9」が登場。G7に比べると大幅な変化こそ少ないが、使い勝手を高める工夫を随所に盛り込まれている。 - キヤノン、顔認識対応の「PowerShot Aシリーズ」
キヤノンが「PowerShot Aシリーズ」の新製品3機種を発表。基本性能の向上に加え、顔認識機能を搭載した。 - 光学10倍ズーム&お手軽操作のキヤノン「PowerShot SX100 IS」
キヤノンのデジカメ新製品「PowerShot SX100 IS」は、手ブレ補正機能付き光学10倍ズームレンズを採用。使いやすさを重視したインタフェースを備えた。 - 1210万画素、3インチ液晶の新生“G”――「PowerShot G9」
キヤノンのハイエンドコンパクトデジカメ「PowerShot G9」が発表された。従来機G7のデザインを継承し、画素数と液晶サイズを強化している。 - 手ブレ補正搭載のPowerShot Aシリーズエントリー機「A570 IS」
キヤノンが、使いやすさと豊富な機能を両立した“PowerShot Aシリーズ”の新製品「PowerShot A570 IS」を発表。エントリー機ながらレンズシフト式の手ブレ補正機構を搭載。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.