“おまかせiA”搭載の薄型エントリー機――LUMIX「DMC-FS3」
松下電器産業がコンパクトデジタルカメラ「DMC-FS3」を発表。従来機と同じ価格帯ながら、高画素化や「おまかせiA」モードの搭載など、機能がより充実した。
松下電器産業は1月30日、デジタルカメラLUMIXシリーズの新製品「DMC-FS3」を発表した。2月9日から販売を開始する。価格はオープンで、市場想定価格は3万円前後。
2007年6月に発売した「DMC-FS2」の後継機種で、スタイリッシュなデザインと手頃な価格が特徴のモデル。カラーはピンク/シルバー/ブラックの3種類を展開する。
前モデルと同様に光学3倍ズームの機能を持つが、焦点距離は33〜100ミリと従来の35〜105ミリよりやや広角側に振られている。レンズの開放F値はF2.8-F5.1。最大4.8倍のデジタルズーム「EX光学ズーム」も採用した。1/2.5型CCDを搭載し、有効画素数は810万画素にアップしている(従来機720万画素)。
新たに「おまかせiA(インテリジェント・オート)」モードを搭載。手ブレ補正やISO感度の自動調節などを行う「トリプルブレ補正」や、「顔認識」「自動シーン判別」「クイックAF」の機能を組み合わせ、フルオートでさまざまな撮影シーンに対応する。オートフォーカスはフォーカスエリアが従来の5点から9点に強化されている。
画像処理エンジンは第4世代の「ヴィーナスエンジン IV」になり、高感度撮影でのノイズを大きく抑えている。ISO感度は通常でISO1600まで対応し、「新高感度モード」では最大ISO6400での撮影ができる。被写体の動きに合わせてISO感度を自動調節する「インテリジェントISO感度」も備えた。
23万画素・2.5インチ液晶モニターを搭載する。SD/SDHCメモリーカードとマルチメディアカード(静止画のみ対応)での記録に対応するほか、約50Mバイトの内蔵メモリも搭載する。リチウムイオンバッテリーで駆動し、撮影可能枚数は330枚。ボディサイズは94.9(幅)×53.4(高さ)×22.5(奥行き)ミリ、重さは約140グラム(バッテリー、カード含む)。
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