「ミライスコープ」は“幸せ”を作るキカイ(2/2 ページ)
バンダイの「未来予測機 ミライスコープ」は、未来を予測できる機械だ。怪しげなネーミングとデザインから、そこはかとない胡散臭さも漂っているが、実はすべてが“計算の内”。企画・開発を担当したバンダイ 高橋氏に話を聞いた。
“怪しげな色”には理由(わけ)がある
ミライスコープは、全体に“未来”という観点で真剣に作ったものです。Human Playerは10〜20代の若い層に向けて企画したものですが、今回は20代後半から30代前半の“オトナ”がメインターゲット。この年代の人たちは、結婚や転職といった大きなイベントがあるかもしれません。そのぶん迷うことも多いでしょう。
仮に思わしくない未来が映し出されたら、心を入れ替えて、もう一度50問の性格診断から始めてください。心構えが変わると、未来も変わる。つまり、人生のアドバイザーとして使えるアイテムなんです。
――水晶玉が登場するあたりは、まるで占いのようです
そうですね。水晶玉だけではなく、外観にもこだわって“怪しげな配色”を揃えてみました。
――わざわざ“怪しげ”にしたんですか?
つまり、女性(あるいは男性)に占いや性格判断のように思わせて登録してもらい、こっそり未来を予測してしまおうと……。
――こっそりと?
こっそりと。
しかも、実は相性が良いと分かったら、ミライスコープは相手を攻略する方法も教えてくれます。「こうすれば○○をクドきおとせる!」というメニューでは、性格診断を利用して相手の“弱いところ”を教えてくれますし、さらに「こくはくすればうまくいく日」も合わせてチェックすれば完璧でしょう。こちらはバイオリズムを参照して、気持ちがMAXになる日を教えてくれます。
――その日は、相手のバイオリズムも良い日なのでしょうか
残念ながら違います。本当は双方のバイオリズムを参照しようとしたのですが、とてもレアなケースになってしまうので、自分のバイオリズムが最高潮の日を選ぶようにしました。だいたい2週間以内にやってくるはずです。
――ところで、「今夜の2人」を予測する機能というのもありますね
2台のミライスコープで赤外線通信を行うと、2人の相性とバイオリズムを参照し、キャラクターが勝手に会話を始めます。例えば「きょう いっしょにあそびにいこうよー」「またこんどね……」といった感じです。
しかし、バイオリズムは変化するので、同じ男女でも日によってセリフは異なります。「またこんどね……」と言われても、次の日も同じ結果とは限りません。また、仮に相性が抜群で互いのバイオリズムが最高潮でしたら、いきなり「好きです」と告白して受け入れられることもあります。
――すると、2人は今夜……
お好きなように。
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