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JBLの定番モニター「4312M」がフルモデルチェンジ
ハーマンインターナショナルがJBLモニタースピーカー「4312M」の後継、「4312M II」を発売。伝統を継承しながらより現代的なサウンドに。
ハーマンインターナショナルは3月11日、JBLの小型モニタースピーカー「4312M II」を3月下旬より販売開始すると発表した。価格はウォールナット仕上げ/ブルーバッフルの「4312M II WX」が7万9800円、ブラックアッシュ調仕上げの「4312M II BK」が6万9300円(いずれもペア)。
コンパクトモニターの定番、「4312M」の後継モデル。4312Mと同じく133ミリウーファーと50ミリミッドレンジ、19ミリのツィーターから構成される3ウェイブックシェルフ型だが、ユニットとネットワークはすべて刷新され、より現代的なサウンドへブラッシュアップされた。
ウーファーはマグネットを強化したほか駆動系も最適化。ウーファーとミッドレンジはいずれもセンターキャップ径を拡大することで相互の音のつながりがよりスムーズになっている。ツィーターは焼き入れ処理で表面硬度を高めたピュアチタン振動板を採用することで、より優れた超高域再生を可能とした。
防磁構造のキャビネットは4312シリーズのイメージを踏襲しつつ、バスレフダクト径やバックパネルの取り付け方法などを改良することで低域の質感を高めている。システムインピーダンスは6オームで、ネットワークは中高域の独立した調整が可能な3ポイント・アッテネーター・スイッチを搭載する。
サイズは181(幅)×300(高さ)×180(奥行き)ミリ、4キロ。
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