リコーは4月22日、工事現場での撮影などに適した防水防じんタイプのデジタルカメラ「G600」を5月16日より発売すると発表した。価格は10万3950円。
G600は2006年5月に発表された「Caplio 500G wide」の上位機種にあたる。JIS保護等級7級の防水性能(水洗いや水深1メートル程度での水中撮影が可能)とJIS保護等級6級の防じん塵性能は継承しながらも耐衝撃構造の採用や鏡胴の強度向上により、米国国防総省の規格「MIL Standard 810F」に沿った26面での落下試験において、1.5メートルの落下衝撃に耐える性能も実現した。
新機能として、撮影後の画像加工や編集を検知する「画像加工検知機能」を搭載。付属のソフトウェア「EC1」で画像加工の有無を確認できるため、信頼性の高い証拠資料として提出することが可能となる。また、建設CALSに対応した電子納品の各自治体指定の画質に即座に切り替えることができる「CALSモード」、電源オン時に日時が表示される起動時日付表示機能、写真のデータに撮影場所などの情報をメモとして記録できる「カメラメモ」機能など、建設工事業務の電子化に役立つ機能も搭載している。
本体サイズは116.5(幅)×68.0(高さ)×32.0(奥行き)ミリで、重量は260グラム。35ミリ換算で28〜140ミリの光学5倍ズーム(F値:F3.5〜5.5)を搭載しているが、屈曲式インナーズームのため電源オン時でも本体からレンズが飛び出すことはない。撮像素子は1/2.3型CCDで、有効画素数は約1000万画素。暗いシーンでも鮮明に撮れるISO3200対応、自動的に輝度を調整する照度センサー付きの2.7型液晶、到達距離最大10メートルの内蔵フラッシュ、外部フラッシュが使用可能なアクセサリーシューも装備する。
電源はリチウムイオンバッテリー(DB-60)のほか、単四形アルカリ乾電池、単四形ニッケル水素電池、単四形オキシライド乾電池、別売のACアダプタ(AC-4c)が利用でき、電池寿命はDB-60使用時で約360枚、単四形アルカリ乾電池使用時で約60枚。メディアはSD/SDHCメモリーカードで、52Mバイトのメモリを内蔵する。
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