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写真で見るEOS Kiss Fフォトレビュー

Kiss Xの後継となるエントリークラスのデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss F」。Kiss X2、Kiss Xとともに写真で紹介する。

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 キヤノンが発表したデジタル一眼レフカメラの新製品「EOS Kiss F」(以下Kiss F)は、「EOS Kiss Digital X」(以下Kiss X)の後継機に相当するエントリーモデル。新製品の投入によって、EOS Kissシリーズは「EOS Kiss X2」(以下 Kiss X2)、「Kiss F」の2モデル構成となる。

 今回、発売前の製品が入手できたので、Kiss X2、Kiss Xと比較しながら写真で紹介する。なお、これはサンプル機であり、最終的な製品とは細部は異なる場合があることをお断りしておく。

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手ブレ補正付き標準ズームレンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」をセットした「EOS Kiss F」。ボディカラーはブラックのみ。ボディのみでも販売される

 Kiss Fの撮像素子はKiss Xと同様の有効約1010万画素 CMOSセンサー(Kiss X2は有効約1220万画素)。画像処理エンジンはKiss X2と同様のDIGIC IIIが採用されており、JPEG撮影時で最高3コマ/秒の連写が行える。連続撮影はJPEG(ラージ/ファイン)で約514枚、RAWで約5枚まで可能だ。

photophotophoto AF測距点は中央F5.6対応のクロスセンサーを備えた7点AF。被写体の明るさとコントラストを解析して自動補正する「オートライティングオプティマイザ」も備えている。「Kiss F」のロゴはグリーン
photophotophoto 左右側面(左、中)、標準ズームレンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」装着時。このレンズは手ブレ補正機能を内蔵したレンズとしては小型軽量なので、本製品にもマッチする(右)

 背面液晶のサイズはKiss Xと同じ2.5型(約23万画素)だが、ライブビュー撮影が可能となっている点はKiss Xからの大きな変更だ(KissX2もライブビュー撮影は可能)。ライブビューについては、撮影時に一時的に表示が中断されるが位相差AFで高速なAFが可能な「クイックモード」と、コントラストAFを使用し液晶画面へ常に被写体を表示させながらAF可能な「ライブモード」の方式を選択できる。

photophoto 左からKiss X、Kiss F、Kiss X2。Kiss Fの全体的なデザインはKiss X2を踏襲していることが分かる
photophoto 3モデルを側面から。側面から見るとKiss FとKiss X2は似ているが、Kiss Fはモードダイヤルに傾斜がつけられている

 メディアはSDメモリーカード(SDHC対応)で、バッテリーはKiss X2と同じくリチウムイオン充電池「LP-E5」を使用する。撮影可能枚数はCIPA基準(ストロボなし/常温)で約600枚。本体のみの重量は約450グラム(Kiss X2は約475グラム、Kiss Xは約510グラム)と軽量だ。

photophoto メディアとバッテリー収納位置はKiss X2から変更されていない

 ボタン配置やメニュー画面のインタフェースはKiss X2とほぼ変わらない。Kiss Xにはない「ISO」ボタンも、Kiss 2と同様にモードダイヤルの隣に設けられており、よりシリーズモデルとして操作インタフェースの共通化が図られていることを感じさせる。細かな点だが、Kiss X2では液晶枠左上にあった「Canon」ロゴが液晶枠下に移動している。

photophoto インタフェース類はほぼKiss X2と同様。シャッターボタンを含めたグリップ部分のデザインもKiss X2に準拠するといえる
photophotophoto 上部のタブで大まかな項目を選択、その後に詳細な設定を行うメニュー画面の構成もKiss X2と同様
photophotophoto ホワイトバランスやISO感度、ピクチャースタイルなどはワンボタンで呼び出せる

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