パイオニア、創業70周年記念の「PE-101」復刻版ユニット
パイオニアが創業70周年を記念して、1977年に発売された10センチ径のフルレンジユニット「PE-101」の復刻版「PE-101A」を発売。
パイオニアは8月21日、10センチ径のフルレンジユニット「PE-101A」を9月中旬より販売開始する。専用エンクロージャ「LE-101A」も同時発売される。価格はPE-101Aが1万1500円、LE-101Aが1万4000円(いずれも1本)。
1937年に同社創業者の松本望氏がダイナミック型フルレンジスピーカー「A8」を開発、販売を開始してからの創業70周年を記念するモデル。1977年に発売された10センチ径のフルレンジユニット「PE-101」の音を引き継ぎつつ、末尾につけられた「A」にAdvance(先進)の意が込められているよう、先進のテクノロジーも盛り込まれている。
コーンはオリジナルのPE-101と同一のウェットプレスコーンで、「TAD」などにも製品を納入している最上電機製。これに発泡ポリウレタンエッジとチタン製のセンターキャップを組み合わせ、充実した低音と伸びやかでハリのある高音を再生するという。
フレームは共振を抑制する堅固なアルミダイキャスト製で、ボイスコイルに純銅のキャップを装着することで電流のゆがみを抑えている。採用されているマグネットは高磁力の90ミリ径。外寸は138ミリ(直径)×53.6(奥行き)ミリ、取り付け寸法/バッフル開口径は124/111ミリ。
専用エンクロージャ「LE-101A」は天板と側板に天然木の集合材、バッフル/地板/裏板にはMDFに天然木突き板を張り込んだ天然木仕上げ。154(幅)×246(高さ)×204(奥行き)ミリとコンパクトなサイズながら、PE-101Aの能力を引き出せる作りとなっている。端子はバナナプラグタイプの金メッキ端子が採用されている。
関連記事
- 麻倉怜士のデジタル閻魔帳:ステレオの復活、HDオーディオの充実
映像はハイビジョン全盛だが、オーディオは市場としてみると活況とは言えない。しかし、新たな潮流は既に生み出されている。新潮流を読み解く2つのキーワードを麻倉氏が解説する。 - ロードレビュー:黒く光るAVアンプ、パイオニア「VSA-LX51」をこねくり回す
北京五輪のAAC 5.1チャンネル放送に刺激され、サラウンドに興味を持った人も多いはず。しかし、どうせ自室のAV環境を再考するならHDオーディオも視野に入れておきたい。そこで今回は、パイオニア「VSA-LX51」を例に最新AVアンプの機能を数回に分けて解説していきたい。 - サラウンドで北京五輪を堪能する:第4回:部屋に合わせて形を変える、パイオニア「HTZ-373DV」
パイオニアの「HTZ-373DV」は、DVDプレーヤーと5.1チャンネルサラウンドシステムをセットにした製品。6本の小型スピーカーにより、バリエーション豊富な設置方法を実現している。 - パイオニア、トールボーイ「S-3EX」に新色「チェリーブラウン」追加
パイオニアが「TAD」の技術を投入した高級スピーカー3ウェイスピーカー「S-3EX」にチェリーブラウンの天然木を使用した「S-3EX-T」を追加。 - パイオニアがハイエンドオーディオ新会社「TAD」設立
パイオニアが、ハイエンドオーディオの設計/製造/販売を行う新会社「テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ」を設立したと発表。経営再建プロジェクト「オーディオ事業の再活性化」を具現化したもの。 - パイオニアスピーカー誕生70年:パイオニア、「EXシリーズ」に新トールボーイ「S-3EX」追加
パイオニアは、高級スピーカーシステム「EXシリーズ」の新製品「S-3EX」を6月下旬に発売する。価格は1本36万7500円。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.