パイオニアは9月25日、高級スピーカー「EXシリーズ」の新製品として、ブックシェルフタイプの「S-4EX」「S-8EX」ならびにS-4EX用スタンド「CP-4EX」を10月下旬より販売開始すると発表した。価格はS-4EXが23万1000円、S-8EXが31万5000円、CP-4EXが7万3500円(いずれも1台)。
新製品は「TAD」の技術で開発された高級スピーカーで、「S-4EX」はS-2EX、「S-8EX」はS-7EXの後継に当たる。マグネシウム振動板を採用したミッドレンジの中央に「セラミックグラファイト・トゥイーター」を装着した「CST」(Coherent Source Transducer)ドライバーを搭載することとで、正確な音像と自然な音場を実現した。また、超高域再生技術「HSDOM(Harmonized Synthetic Diaphragm Optimum Method)」によって、100kHzという超高域再生も行える。
ウーファーの振動板には、アラミド織布とカーボン不織布を積層構造とした「アラミドカーボン複合振動板」と磁束のゆがみを抑制する新開発の磁気回路「LDMC(Linear Drive Magnetic Circuit)」を搭載した。バッフルには独自の曲面をもたせることでタイムアライメントを均一化したほか、同社の「フェイズコントロール」技術も導入されており、マルチチャンネル時の音のつながりをスムーズなものとしている。
サイズはS-4EXが263(幅)×490(高さ)×387(奥行き)ミリ/20キロ、S-8EXが723(幅)×263(高さ)×387(奥行き)ミリ/28キロ。
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