コンパクト&スリムが合い言葉? ビクターが縦型Everioを参考展示:CEATEC JAPAN 2008
ビクターがデジタルビデオカメラ「Everio」のコンセプトモデルを展示。“脱イベント”を目指す意欲作だ。
日本ビクターのコンシューマ向け製品のブランドとしては「Everio」(ビデオカメラ)や「EXE」(薄型テレビ)、「alneo」(ポータブルオーディオプレーヤー)などが知られているが、CEATEC JAPANの同社ブースに参考展示されているビデオカメラと液晶テレビは、そろってコンパクト&スリムが合い言葉のようだ。
Everioの参考展示はビデオカメラを手掛ける各社が模索し続ける課題、「脱イベントカメラ」に対しての同社からの答えと言えそう。従来通りの横型とグリップタイプの縦型の2種類が展示されているが、いずれも片手で軽々と持ち運べそうなサイズとなっている。
あくまでも参考展示のためスペックは未定だが、筐体には「HD MEMERY CAMERA」「AVCHD」の文字が見えるため、記録メディアにメモリを利用したAVCHDビデオカメラをイメージしているようだ。また、「POWER/CHAREG」といった文字も見え、充電機能を本体に内蔵するようにも想像できる。
「ビデオカメラとしての性能に妥協せず、なおかつ、カメラがデジタル化されて1家に1台から1人に1台になったよう、気軽にカバンへ放り込んで持ち運んでもらえる製品を目指したい」(同社)
液晶テレビの参考展示は、本体の薄型化を進めチューナーユニットを外付けにしたほか、スピーカーユニットまでもセパレート化したもの。3本のポールで、ディスプレイとチューナー、スピーカーがバラバラの状態で固定されているのはなかなかにインパクトがある。
ディスプレイのサイズは42V型で、厚さは42ミリ。展示状態ではディスプレイ/チューナー/スピーカー間は有線接続されているが、展示の反応次第では無線化も検討したいという。
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