ヤマハ、iPod対応のミニコンポを発表:楽器がモチーフ
ヤマハは、iPod対応コンポーネントシステム3製品を発表した。本物のピアノフィニッシュを採用するなど、「楽器メーカーが提案する音質とデザイン性を兼ね備えた」(同社)。
ヤマハは10月1日、iPod対応コンポーネントシステム3製品とCDレシーバー1製品を発表した。上位モデルには本物のピアノフィニッシュを採用するなど、「楽器メーカーが提案する音質とデザイン性を兼ね備えた」(同社)。11月中旬から順次発売する。
製品型番 | 概要 | 実売想定価格(オープンプライス) | 発売日 |
---|---|---|---|
MCS-1330 | ミニコンポーネントシステム | 13万円前後 | 12月上旬 |
MCR-330 | マイクロコンポーネントシステム | 4万円前後 | 11月中旬 |
MCR-230 | マイクロコンポーネントシステム | 3万7000円前後 | 11月中旬 |
CRX-430 | CDレシーバー | 3万5000円前後 | 11月中旬 |
「MCS-1330」は、レシーバーとCDプレーヤー、ステレオスピーカーで構成されるミニコンポーネントシステム。レシーバーとCDプレーヤーは、それぞれ高さを67ミリに抑えた薄型設計で、レシーバーの上面にiPodドックを備えた。
フロントパネルはアルミ素材を使用し、スピーカーと色調を合わせたブラックの梨地仕上げ。一方のスピーカーは、キャビネットをヤマハのグランドピアノと同等の塗装・研磨工程で仕上げた黒鏡面加工となっている(ピアノフィニッシュ)。
CDプレーヤー部の前面にはUSBポートを備え、USBメモリやポータブルオーディオプレーヤーを接続して楽曲を再生できる。レシーバーのアンプ出力は60ワット+60ワット。CDプレーヤーにはバーブラウン製のD/Aコンバーターを採用し、デジタルアンプには新開発のモジュレーターLSIを搭載するなど、音質面にも力を入れている。外部入力は、iPodドックのほかにアナログ×2、PHONO(MM)×1。
外形寸法と重量は、レシーバー部が300(幅)×336(奥行き)×67(高さ)ミリ/5.8キログラム。CDプレーヤーは300(幅)×310(奥行き)×67(高さ)ミリ/3.8キログラム。2Wayバスレフ型スピーカーは、それぞれ176(幅)×310(高さ)×330(奥行き)/5.9キログラムとなっている。
シンプルな一体型
「MCR-330」は、CDプレーヤーとレシーバーを一体化したシンプルなマイクロコンポ。iPodドックとUSBポートを備えている。アンプ出力は20ワット+20ワット。本体の外形寸法と重量は、180(幅)×117(高さ)×303(奥行き)ミリ/3.1キログラム。
スピーカーは2Wayバスレフ型。123(幅)×192(高さ)×296(奥行き)ミリと奥行きが長く、小さなバッフル面に似合わない豊かな低音再生を可能にしたという。
「MCR-230」は、MCR-330のバリエーションモデルだ。スピーカーキャビネットを木目ブラック仕上げとして、ターミナル部をプッシュタイプに変更している。スピーカーの仕上げを除き、仕様はMCR-330と共通だ。
「CRX-430」は、上面にiPodドックを搭載した単体CDレシーバー(スピーカーは付属しない)。25ワット+25ワットのアナログディスクリートパワーアンプに加え、大型電源トランスなどパーツにもこだわった。外形寸法は210(幅)×109(高さ)×359.5(奥行き)ミリ。重量は4.65キログラム。
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