バランスのいい中級機と小型軽量ボディの入門機:冬ボで買う、デジ一眼購入ガイド 後編(2/2 ページ)
冬のボーナスで買うデジタル一眼の購入ガイドの後編として、ボディ実売10万円台の中級機と、同じく8万円以下の初級機をまとめて紹介しよう。
シンプル操作と小型軽量ボディが魅力のエントリーモデル
ボディのみの実売価格が10万円以下のエントリー機の新製品としては、パナソニック「LUMIX DMC-G1」とペンタックス「K-m」に注目したい。どちらも手のひらサイズのコンパクトボディが特徴だ。女性を中心としたビギナー層に訴求しているが、女性やビギナー以外も引き付ける魅力を備えている。
パナソニック「LUMIX DMC-G1」
従来の「フォーサーズ」規格と同サイズのセンサーを使いながら、フランジバックの短縮とレンズマウント径の縮小を図った新規格「マイクロフォーサーズシステム」の第一号機。その規格の利点を生かし、内部のレフレックスミラーを省くことで、「可動式液晶搭載レンズ交換式デジタルカメラ」の世界最小・最軽量を実現した。
パナソニック「LUMIX DMC-G1」関連記事
レビュー:コンデジ感覚の“レンズ交換式デジカメ”――LUMIX「DMC-G1」
ミラーレスのマイクロフォーサーズ初号機“LUMIX”「DMC-G1」
ポケットに入るデジ一眼――「マイクロフォーサーズシステム」発表
パナソニック、DMC-G1などで利用できるコンパクトストロボ
ペンタックス「K-m」
デジタル一眼レフ機では最も短いボディの横幅と、APS-Cサイズの撮像素子を持つ一眼レフとしては世界最小サイズを誇るエントリー機。小型軽量ながら全レンズで作動するボディ内手ブレ補正機構を備え、最大で約4段分の補正効果を実現。撮影または再生時に適用できるデジタルフィルタ機能や、単3電池対応などが個性といえる。
そのほか、今年下半期に登場した新製品以外の主なエントリー機としては、オリンパス「E-420」「E-520」、キヤノン「EOS Kiss X2」、「EOS Kiss F」、ソニー「α200」「α300」「α350」、ニコン「D40」「D60」、ペンタックス「K200D」などがある。各機種の詳細と作例については、特集及び、それぞれのリンク先にあるレビュー記事を参照して欲しい。
特集 初めて買うデジタル一眼レフ
小型ボディの魅力を堪能できるオリンパス「E-420」「E-520」
中級機を越える魅力を備えたエントリー機、キヤノン「EOS Kiss X2」「EOS Kiss F」
値ごろ感か快適AFライブビューか、魅力それぞれなソニー「α200」「α350」
独自機能が魅力を高める1台――ニコン「D60」、ペンタックス「K200D」、パナソニック「LUMIX DMC-L10」
関連記事
- この年末、フルサイズデジ一眼は買いか?
冬のボーナスで買うデジタル一眼の購入ガイドとして、今注目すべき新製品をチェックしてみよう。前後編でお伝えする前編は、フルサイズ機編だ。 - レビュー:ハイビジョン動画が撮れるデジタル一眼レフ――ニコン「D90」
ニコン「D90」は、世界初となるHD動画撮影機能を備えたデジタル一眼レフだ。その使い勝手や画質はどうなのか。動画モードを中心とした製品レビューをお伝えしよう。 - レビュー:有効1510万画素を搭載した多機能な中級機――キヤノン「EOS 50D」
キヤノン「EOS 50D」は、昨年発売されたEOS 40Dの上位製品となるミドルクラスのデジタル一眼レフ。CMOSセンサーの高画素化と処理エンジンの改良を図ったほか、機能や操作性をブラッシュアップしている。 - アートなフォーサーズ――オリンパスからミドルクラスデジ一眼「E-30」
オリンパスがフォーサーズ規格に準拠した中級機「E-30」を発売。写真に“作風”をプラスする「アートフィルター」機能を新搭載した。 - ニコン、DXフォーマット最上位のデジ一眼「D300」
ニコンがデジタル一眼レフカメラ「ニコン D300」を発表した。ハイアマチュア向け「D200」の後継で、12.3メガCMOSを搭載したDXフォーマットの最上機種。 - ソニー、新12メガCMOS“Exmor”搭載のハイアマ向けデジ一眼「α700」
ソニーがハイアマ向けデジ一眼「α700」を発表。新開発CMOSで最高ISO6400の高感度と低ノイズを実現。ボディ内蔵手ブレ補正やAF/AEも強化しながらボディのみで600グラム台と軽量。 - レンズ性能を引き出す新開発14.6メガCMOS搭載――ハイアマ待望デジ一眼「K20D」
ペンタックスが、デジタル一眼レフカメラ「K20D」を発表。受光面積を犠牲にせずにさらなる高画素を実現した新型CMOSセンサーを搭載。新たなゴミ対策機能も備える。 - レビュー:コンデジ感覚の“レンズ交換式デジカメ”――LUMIX「DMC-G1」
話題のミラーレス一眼、“女流一眼”こと「DMC-G1」を取りあげる。見た目は「一眼レフ」風だが、使用感はどうなのか、機能面はどうなのか、作例とともにじっくり見ていこう。 - レビュー:中級者も注目の“ママさんデジ一眼”――ペンタックス「K-m」
ペンタックス「K-m」は、APS-Cサイズの撮像素子を持つデジタル一眼レフ機としては世界最小ボディのカメラだ。同社の薄型軽量レンズとの相性もよく、気楽にスナップ撮影を楽しめる。 - 特集 初めて買うデジタル一眼レフ:デジタル一眼レフ、購入のチェックポイント
今デジタル一眼レフを購入するなら、レンズキットが10万円程度で買えるエントリー機が狙い目。昨年末から今年上半期にかけて登場した各社のエントリー機は実力機ぞろい。購入時のチェックポイントを考えてみよう。 - 特集 初めて買うデジタル一眼レフ:小型ボディの魅力を堪能できるオリンパス「E-420」「E-520」
デジタル一眼レフ初心者への購入ガイドとして、圧倒的な薄型軽量ボディが魅力のオリンパス「E-420」と、小型ボディに手ブレ補正機構を内蔵した「E-520」の2台を紹介。 - 特集 初めて買うデジタル一眼レフ:中級機を越える魅力を備えたエントリー機、キヤノン「EOS Kiss X2」「EOS Kiss F」
オリンパス編に続き、購入ガイドとして、エントリー機ながら1220万画素を誇るキヤノン「EOS Kiss X2」と、機能を絞ることで低価格を実現した「EOS Kiss F」を紹介する。 - 特集 初めて買うデジタル一眼レフ:値ごろ感か快適AFライブビューか、魅力それぞれなソニー「α200」「α350」
デジタル一眼ビギナーへ向けてオリンパス編、キヤノン編に続いて紹介するのは、ソニー「α200」と「α350」の2台だ。 - 特集 初めて買うデジタル一眼レフ:独自機能が魅力を高める1台――ニコン「D60」、ペンタックス「K200D」、パナソニック「LUMIX DMC-L10」
オリンパス編、キヤノン編、ソニー編に続き、今回は独自のゴミ対策を施したニコン「D60」、防じん防滴ボディのペンタックス「K200D」、フリーアングル液晶のパナソニック「LUMIX DMC-L10」の3台を取りあげる。 - 特集 初めて買うデジタル一眼レフ:エントリー向けデジタル一眼レフ8台を撮り比べる
デジタル一眼レフの購入ガイド最終回として、これまで紹介した製品を同一条件で撮り比べた作例を掲載する。限られたシーンでの比較なので参考程度だが、参考となれば幸いだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.