大切な人を優先する、個人認証を搭載したLUMIX「DMC-FX40」
パナソニックがコンパクトデジカメ“LUMIX”「DMC-FX40」を発売。「個人認証」機能が搭載され、大切な人を優先してピントと露出をあわせることができる。
パナソニックは1月28日、デジタルカメラ“LUMIX”の新製品「DMC-FX40」を2月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円前後。
広角25ミリからの光学5倍ズームレンズを搭載した、スリムモデル「DMC-FX37」の後継機種。ズーム倍率と焦点距離に変更はないが、FX37の1/2.33型 有効1010万画素CCDからさらに高画素化を進めた、1/2.33型 有効1210万画素CCDを搭載する。
被写体にカメラ向けるだけでそのシーンが自動判別され、最適な設定で撮影が行える「おまかせiA」はさらに進化し、「個人認証」機能を新搭載した。これまでのLUMIXが搭載していた顔認識機能では、フレーム内に複数人数がいると手前(または大きく写っている)顔を優先してAE/AFなどを調整していたが、新製品ではカメラが多く撮影しているひとを「大切なひと」として認証して自動的に登録、優先的にAE/AFを行う。
登録は最大6人まで可能で、名前を付けて管理できる。認証については、目/鼻/口の位置データを記録・蓄積していくので、対象が赤ちゃんでも成長に応じて認証することができるようになっている。また、名前を付けて登録できるのは6人までだが、内部的には12人分のデータを蓄積し続けているので、1人を削除しても撮影を続けていると、自動的に新たなひとを自動認証する。
FX37を含めた既存モデルが搭載する、「トリプルブレ補正」(高感度撮影/光学式手ブレ補正/動き認識)、「顔認識」、5つのシーンを自動判別する「自動シーン判別」、シャッター半押しなしでもピントをあわせられる「クイックAF」、赤目を自動補正する「デジタル赤目補正」、暗部の階調を上げることでISO感度を上げることなく暗いシーンを明るく撮影する「暗部補正」といった特徴も引き続き備える。
画像処理エンジンはFX37と同様、2つのノイズ処理回路を搭載して高感度撮影時のノイズを改善した「Venus Engine V」を備える。最大720pでのハイビジョン動画(形式はMOtionJPEG)も撮影できる。背面液晶は、輝度の自動調整機能を有する2.5型/23万画素のオートパワーLCDを搭載する。
記録メディアはSD/SDHCメモリーカードで、内蔵メモリは40Mバイト。付属バッテリーでの撮影可能枚数は350枚。ボディサイズは95.3(幅)×52.9(高さ)×21.5(奥行き)ミリ、約128グラム(本体のみ)。
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