「コンパクト最高画質」の通好みコダワリLUMIX――「DMC-LX3」
「通好みLUMIX」が2年ぶりのモデルチェンジ。“あえて10メガ”の新開発CCDにF2.0からの明るいレンズを組み合わせ、コンパクト最高画質を狙う意欲作。
パナソニックは7月22日、コンパクトデジカメの新製品“LUMIX”「DMC-LX3」を8月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は6万5000円前後。
2006年7月に発表された“コダワリLUMIX”「DMC-LX2」の後継となるモデル。撮像素子の画素数こそはDMC-LX2より少ない有効1010万画素CCDだが(DMC-LX2は1/1.65型 有効1020万画素CCD)、サイズは1/1.63型と若干大きくなっており、「“あえて10メガ”でコンパクトカメラの最高画質を目指したモデル」(同社)となっている。
フォトダイオードの拡大と電源回路を見直すことで高S/Nを実現し、同時にダイナミックレンジも拡大したことで「ISO400で常用できる画質」(同社)を手に入れた。画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジンIV」で、追尾AF付きの「おまかせiA」を利用できる。ISO感度は最高3200だが、高感度撮影モードでは最高6400まで増感する。
もちろんフルマニュアル撮影が可能で、背面のジョイスティックとファンクションボタンを利用することで各種設定もスムーズに行える。マニュアル露出時にISOオートを設定することもできる。レンズは35ミリ換算24〜60ミリの「LEICA DC VARIO-SUMMICRON」。非球面レンズを4枚4面(構成は6群8枚)利用することで歪曲収差を低減している。F値はF2.0〜F2.8。AFポイントは11点で、AFエリアの任意設定も行える。
撮影時には4:3/3:2/16:9と3つのアスペクト比を選択できるが、どのアスペクト比を選択しても同一画角(24ミリ)での撮影が可能なマルチアスペクト対応となっているほか、スタンダード/ダイナミック/ネイチャー/スムーズ/ハイブライトなど好みの画質を反映させられるフィルムモードも搭載。フィルムモードは3枚同時に撮影もできる。
そのほかホワイトバランスの微調整機能や色温度設定機能、RAW連写(2.5枚/秒)なども搭載。AFエリア選択ボタンも新設されている。
本体上部にはホットシューを装備しており、外部液晶ファインダーやTTL調光に対応する外部ストロボなど別売オプションが装着可能。オプションとしてはそのほかにもPLフィルター、NDフィルター、MCプロテクター、レンズアダプター、18ミリのワイコンレンズ、本革ケースなどが用意される。
背面液晶は3型(46万画素)で、記録メディアはSD/SDHCメモリーカード。内蔵メモリは約50Mバイト。リチウムイオンバッテリーで駆動し、撮影可能枚数は380枚。本体サイズはは108.7(幅)×59.5(高さ)×27.1(奥行き)ミリで、重さは約265グラム(バッテリー、メモリーカード、レンズキャップ含む)。
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