「スマイルシャッター」ボタン搭載 サイバーショット「DSC-W270」
ソニーが“サイバーショット”「DSC-W270」を発売。顔の動きを検出して自動的にブレ抑制を行う顔動き検出のほか、笑顔認識「スマイルシャッター」のボタンも用意された。
ソニーは2月19日、コンパクトデジタルカメラ“サイバーショット”「DSC-W270」を3月13日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万3000円前後。
28ミリからの光学5倍沈胴式レンズを搭載した、「DSC-W170」の後継となるエントリーモデル。室内でのスナップショットから外出時までさまざまな撮影シチュエーションに対応する35ミリ換算28〜140ミリのズームレンズはそのままに、撮像素子を1/2.3型有効1010万画素CCDから、1/2.3型有効1210万画素CCDへと変更され、高画素化が進められた。
シャッターボタン隣に設けられた「スマイルシャッター」ボタンは、その名の通り笑顔認識機能「スマイルシャッター」をワンアクションで利用するためのボタン。このボタンを押したままの状態にしておくとスマイルシャッターが有効になるため、シャッターボタンを押すようにスマイルシャッターボタンを押しておけば、より多くの笑顔を写真に収めることができる。
エントリーモデルとして使い勝手の向上を図るため、モードダイヤルも動画/プログラムオート/おまかせオート/かんたん撮影モード/シーンセレクションの5つに集約。設定を呼び出すためのボタンもこれまでの「Home」「MENU」混在状態から、「MENU」のみへと集約し、「削除」ボタンを設けることで直感的な操作の実現を狙っている。
そのほか、特定人物の顔を認識させることで、撮影時、常にその人物へ優先的に顔認識を行う「選択顔記録」機能も搭載した。記録可能な人数は1人で、認識情報はバッテリーを抜くまで保持される。サイズは97.6(幅)×56.6(高さ)×22.6(奥行き)ミリ、約135グラム(本体のみ)。
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