ハーマンインターナショナルはスタジオモニター「4429」を発売する。価格は27万3000円(1本)。
「4425」「4425MkII」「4428」と続くミドルクラスのスタジオモニター。ウーファーおよびコンプレッションホーン・ドライバーの3ウェイ構成で、低域用にはS5800用に開発された「1200FE」をシングルウーファー用にアレンジした「1200FE-8」、中高域には2インチ LE175系コンプレッションドライバーの最新モデル「175Nd-3」、超高域用には3/4インチコンプレッションドライバー「138Nd」を組み合わせる。
外観上の特徴ともなっているホーンには、EVEREST DD66000などにも採用されている「SonoGlass」を用いた「HF/UHFコンビネーション・バイラジアルホーン」を採用。このホーンをアッパーバッフルと一体化してキャビネットへ固定することで、キャビネットの剛性を確保しながら中高域〜低域の再生能力にもプラスしている。
キャビネットはセミグロスのウォールナット天然木突き上げ仕上げで、「モニターブルー」のフロントバッフルには1インチ厚のMDF材を使用してる。内部ブレージングやダンピング処理などで、内部定在波によるカレーレーションも抑制している。周波数特性は38Hz〜45kHz(−6dB)で、サイズは400(幅)×653(高さ)×325(奥行き)ミリ、32.3キロ。
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