ダイソンは6月25日、“羽根のない扇風機”として知られるエアマルチプライアーの新製品、「Air Multiplier AMO2 タワーファン」と「Air Multiplier AMO3 フロアーファン」を発表した。7月上旬から同社のオンラインストアで、9月1日から全国の家電量販店でそれぞれ販売開始する。価格はオープンで、同社オンラインストア価格は、両タイプとも5万4000円となっている。
「AMO2 タワーファン」(左)はアイアン/サテンブルーとホワイト/シルバーの2色、「AMO3 フロアーファン」はホワイト/シルバーのみ。発表会では開発エンジニアのアレックス・ノックス氏がプレゼンテーションを行った
卓上向けに開発された既存モデルの「AM01 テーブルファン」に対して、用途を床置きに変更するに当たって、AMO2は約30%、AMO3では約50%まで風量を増加させた。一見すると円形の風口部を拡大しただけに見えるが、空気を通過させる翼型傾斜のジオメトリーを再設計し、風速と風量のバランスを最適化したという。空気を吸い込む本体下部の円柱部分はわずかに拡大されているが、AM01とほぼ同型のシルエットを保ちつつ大幅な風量増を達成している。
楕円形にデザインされたAMO2の幅は190ミリとスリムで、店舗やリビングなどのわずかなスペースでも設置可能だ。高さは1メートル、台座部分の直径は250ミリ。首振り機構が装備されている。
AMO3は支柱部分を伸縮させることで高さを1.2〜1.4メートルに調整でき、さらに風口部分の角度を前後に変更できる。幅は450ミリ、台座部分の直径は280ミリ。首振り機構も装備されている。
今回発表された2モデルには、新たにリモコンが付属する。スイッチと首振りのON/OFF、風量調整が行えるほか、埋め込まれている磁石によって本体上部に留めておける。
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