失敗しないLED電球の選び方(6) 東芝ライテック“E-CORE”「LDA7L」:節電体質の家にしよう(2/2 ページ)
今回紹介するLED電球は東芝ライテックの“E-CORE”「LDA7L」。明るさと発色の良さが魅力のこのLED電球について使用感をリポートしよう。
フルーツが自然な色合いに
実際に取り付けて試してみた。今回の特集では、トイレ・廊下・リビング(和室)・果物・ライトスタンド(洋室)の5パターンで撮影した。比較に使用したのはパナソニック製の白熱灯(60ワット)である。
白熱灯に比べて白く見えるが、暖かみのある落ち着いた色である。白い壁やトイレマットの黄色の発色、フローリングの床の見え方にも違和感がない。明るさについても、これくらいのスペースであれば十分な余裕が感じられる。
今度は和室の吊り下げ式照明に使った場合を見てみよう。テーブルの上にはフルーツを盛った皿を置き、発色を比較している。和室の広さは四畳半だ。
※今回使用した吊り下げ式照明は、ランプシェードが編み紐になっているタイプで、光がほぼそのまま全方向に照射される。編み紐ということで非力な電球でも明るく見える傾向があり、樹脂やガラス製のシェードを使う場合は割り引いて考える必要があるので注意しよう。
白熱灯に比べると明るさは足りないものの、光の広がりは十分に感じられた。フルーツは色合いが自然で、リンゴやイチゴがおいしそうに見える。バナナやレモンの黄色も鮮やかで好印象だ。
上向きの間接照明に取り付けると、白熱灯よりも光が上方に偏っている様子が分かる。ただ、明るさに余裕があるためか、天井に反射した光が下部を照らし、全体的にそれなりの明るさを保っている。
食卓を照らすのに最適
従来型に比べて本体デザインが大きく変わったLDA7Lだが、東芝ライテックの持ち味とも言える色合いの良さは以前と変わらない。白熱灯に似た自然な発色は、食卓に並ぶ料理を美味しそうに見せてくれる。ダイニングテーブルを照らす電球としては最適だと思う。
明るさも485ルーメンと十分なので、それほど広くない部屋でメイン照明として使うのもおすすめだ。密閉形器具で使用可能なLDA6L/2と使い分けることで幅広いシチュエーションに対応できるオールマイティなLED電球といえるだろう。
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