パイオニア、薄型カースピーカー2モデルおよびパワードサブウーファー
パイオニアは、“両面駆動HVT方式”を採用したカースピーカー2モデルと薄型のパワードサブウーファーの計3機種を発売する。
パイオニアは5月9日、“両面駆動HVT方式”を採用した薄型のカースピーカー3機種を5月下旬より順次発売すると発表した。価格は2ウェイサテライトスピーカーの「TS-STH700」は2個1組で3万1500円、2ウェイパワードAVセンタースピーカーの「TS-CH700A」が2万65250円、パワードサブウーファーの「TS-WX110A」が1万8900円。
“HVT(Horizontal-Vertical Transforming)方式”のイメージ図。横の振幅を縦の振幅に変換させるリンク機構を用いて、薄さと音質を兼ね添えたという同社独自のスピーカー技術で、TS-STH700およびTS-CH700Aは、振動板を両面に配置した5.7センチ×3センチ2面(口径6.6センチ相当)角型両面駆動HVT方式を採用している
TS-STH700は、両面駆動HVT方式ユニットと両面に配した22ミリソフトドームツィーターを組み合わせた無指向性のサテライトスピーカー。ボールジョイント機構を使った新開発のフレキシブル取付金具を採用し、取り付け角度を無段階に調節が可能なため、幅広い車種に対応する。また、スピーカー周囲には車両用のイルミネーションスイッチと連動して光る青色のイルミネーションを備える。
再生周波数は110〜4万Hzでインピーダンスは4オーム、出力音圧レベルは80dB。本体重量は0.31グラムとなっている。
一方のTS-STH700Aは、ダッシュボード上に配置することを想定したセンタースピーカー。厚さが19ミリと薄型で前方の視界を妨げることなく設置ができる。また、スピーカーユニットの振動を抑える構造となっているため、音のひずみがなく、映画のセリフや音楽のヴォーカルなどをクリアに再生ができるという。
再生周波数は180〜4万Hzでインピーダンスは4オーム。出力音圧レベルは80dBとなっている。スピーカー部の重量は0.19キロでアンプ部は0.42キロ。
サブウーファーのTS-WX110Aは、厚さ75ミリの薄型ボディーに剛性および強度を高めた21×13センチの平面アルミニウム振動板を採用。コンパクトカーや軽自動車のシート下など幅広い車種に取り付けができる。
また、「Power MOS FET 150W ハイパワーアンプ」を搭載。スピーカー出力およびコンポ―ネントRCA出力のどちらにも接続が可能で、手元で音質調整ができる「ワイヤードリモコン」が付属する。
再生周波数は40〜200Hzで出力音圧レベルは101dB。ローパスフィルターは50〜125Hz(-12 dB/oct.)となっている。本体重量は3.4キロ。
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