シーリングライトはLEDが過半数、GfKの販売動向調査
GfKは、家電量販店におけるシーリングライトの販売動向を発表。LEDシーリングライトが月間販売で蛍光管タイプを上回る拡大をみせ、シーリングライト市場はプラス成長となった。
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK)は、家電量販店におけるシーリングライトの販売動向を4月9日に発表した。
LEDシーリングライト市場は急拡大。メーカーの新規参入やモデル数の増加、さらには東日本大震災後に省エネ性能の高いLEDへの評価が高まったことなどを受け、シーリングライトの販売構成比においては、2011年1月の時点の2.2%から、2012年3月には50.1%と蛍光管タイプのシーリングライトを上回る成長を見せた。
金額構成比では2012年3月にLEDタイプが74.6%。平均価格は1年前から約40%下がっており(2012年3月時点で2万2000円)、低価格モデルのラインアップ拡充により、値頃感の強まりが後押しになったと考えられる。
LEDタイプの拡大に連れ、シーリングライト市場全体も2011年度に大幅なプラス成長となった。従来の蛍光管タイプに比べて平均価格が高いため、2012年3月時点では数量は46.7%増(前年比)に対し、金額は108.4%増となっている。
またGfKによると、LEDシーリングライトは薄さを生かしたデザイン性、調光機能や調色機能を有しており、生活の質を高めるという付加価値が積極的な買い換えを促進しているという。2012年3月における適応畳数10畳以上のシーリングライト販売数は、LEDタイプが蛍光管タイプのおよそ3倍となっており、リビングルームなど家の中心にLEDタイプがより多く選ばれていることが分かった。
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