オンキヨー、リファレンスシリーズ直系のプリメインアンプ「A-9050」
オンキヨーは、プリメインアンプの新製品「A-9050」を9月上旬に発売する。リファレンスHi-Fiコンポーネントシリーズの設計思想を受け継ぎ、独自の「DIDRC」などを搭載。
オンキヨーは8月7日、プリメインアンプの新製品「A-9050」を発表した。2010年秋に発売したリファレンスHi-Fiコンポーネントシリーズの設計思想を受け継いだスタンダードモデル。9月上旬に5万4600円で発売する。
上位機から継承した独自の「DIDRC」((Dynamic Intermodulation Distortion Reduction Circuitry)をデジタル出力部(DAC出力部バッファー回路)に搭載。計測器で検知できないほどの微小なレベルのノイズの影響を抑え、細やかなニュアンスまで再生するという。パワーアンプ部には過渡応答特性を大幅に改善する3段インバーテッドダーリントン回路を搭載。大容量のEI型トランスや、カスタム設計の1万μF電解コンデンサー2基を搭載するなど、電源回路を強化してスピーカードライブ能力を向上させた。定格出力は75ワット+75ワット、実用最大出力は100ワット+100ワット。
DACには、ウォルフソン製の192kHz/24bit対応チップを採用。別売のデジタルメディアトランスポート「ND-S1000」を接続すれば、iPodやiPhone、PCの音楽もピュアオーディオクオリティーで楽しめるという。周波数特性は10〜100kHz。独自の低音増強技術「Phase Matching Bass Boost」で豊かな低域とクリアな中高域を両立したという。
ボディーは、高調波振動を抑制するフラットシャーシ。フロントパネルやボリュームつまみには剛性の高いアルミ素材を採用している。音声入力はデジタル×3、アナログ×6。背面のRCA端子には金メッキを施した。
外形寸法は435(幅)×139(高さ)×330.3(奥行き)ミリ。重量は8.2キログラム。専用リモコンと2メートルの電源ケーブルが付属する。
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